Kiyomi D.

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2006年の始まり

happy new year 2006

皆様、新年おめでとうございます。
1月も5日となりました。
新年のご挨拶はもうそろそろ遅いかな、とは思いますが、いつもでしたらメールで皆様にグリーティングカードを出しているところを、今年はジャン・クロードが年末近くまでインドに行っていたりして、何となく出しそびれてしまいましたので、ここでご挨拶に代えさせて頂きます。

それにしても、本当に365日過ごしてきたのかな、と思うほど1年があっと言う間に過ぎていきます。
春が来て、夏が来て、秋になったらもう冬で年末。
えっ?もう1年経ったの?といつも年末には思います。
と同時に、毎年いろんな事があります。
2005年も私にとって素晴らしい年でした。
健康で、いつも(殆ど)笑顔でいられる日々でした。
2006年も同じように元気で楽しく平和に過ごせるように、1日1日自分を大切にしながら生きていきたいと思います。
勿論他人を思いやることは大事ですが、先ずは自分が元気でなければ、幸せでなければ他人に元気や幸せを与えることは出来ません。
ですので、2006年は更に自分自身を心身とも健康にしようと思っています。

さてイタリアに来るとイタリア式の年末の過ごし方というものがあり、私たちもこちらへ来てから友達に誘われてイタリア式の年末を過ごしてきました。
先ず年末のお祭りを開催している町へ繰り出し、チェノーネと言う遅い夕食を食べます。食べ始めるのが9時半から10時です。
ワイワイガヤガヤ食べて飲んで終わるのが丁度真夜中の12時頃になるようになっているのです。
12時になって新しく年が明けると、花火がどーんと上がります。
この時間帯、携帯電話で新年の挨拶をするのが大変難しくなります。
みんながやり始めるので電話回線が混雑してしまうのです。
12時になるとレストランを離れて町で開かれているコンサートを観たり踊ったり、又は別の町のディスコへ行って踊りなおしたりします。
こうして精一杯楽しんで家に帰ってくるのが朝の4時だったり、6時だったりしました。
と言うことでイタリアの1月1日の朝はみんな深ーい眠りについていて町や道路がスカスカでそれは静かです。

でも、ことしの私たちの年末は違いました。
3週間インドに行っていたジョン・クロードが帰ってきたのは12月25日です。
瞑想を沢山取り入れた静かな毎日を過ごしてきた彼には年末の大騒ぎはちょっと辛いところがあります。
それで今年は以前のように二人だけで過ごすことにしました。
私はステーキでシンプルな夕食を用意し、かれはそれと一緒に飲むワインにオルネライヤを出してきました。
う~~~~む、オルネライヤ、本当に美味しいワインです!
TVではフランスのチェンネルで特別版の「キャバレー」をやっていて、4時間たっぷりとマジックショーやダンス、コミックなどを楽しみました。
私は彼の大好物のチョコレートのミニケーキも作っていましたのでアイスクリームと一緒にヤッミーでした。

真夜中の12時になるとシャンペン(フランス産)を持って下の大家さんちへ行き、みんなで乾杯「アウグーリ!」をしました。
近所では花火が上がっています。
小さなエミリーも未だ起きていて、幸せがシャンペンの泡と共にはじけました。
こうして家でゆっくり年末を迎えるのも私は大好きです。

年末のお天気は良いとは言えず、雨が良く降り、12月30日にはこの月にしては20年ぶりの雪が降りました。
フィレンツェも真っ白になりました。
ただ、私の家は例の温泉の蒸気を利用した暖房が入っており、南国のように暖かくて外の寒さを殆ど感じません。
去年までは寝るときに必ず湯たんぽを用意していた事が夢のようです。
今年の私の足はいつもぽかぽかです。
貰い猫(2歳の雄で名前はミコ)も家が暖かいせいか1日中寝ています。
の~んびりモードです。

では皆様、良いスタートを。