2009年、初雪とインド行き
刻々と年末に近づいていますが、皆様いかがお過ごしですか。
こちらトスカーナは昨日からしんしんと雪が降り、気温もマイナス5度近くまで下がりました。
今日はどこを見ても真っ白。
2日程前から急に気温が下がり寒くはなっていたのですが、12月の中旬にここまで気温が下がり、雪が降るのは珍しいことです。
前回は2005年の末に同じように雪が降りました。
と言っても、ほんの5cmほどしか積もらないのですが、これだけの雪でも私の住んでいる郊外はフリーズしてしまいます。
冬用のタイヤをつけている人がいないからです。
たまたま今回は土曜日になりましたが、普通の日であれば、会社には行かない、学校も休み、店も休みになり、地域全体が本当にフリーズです。
幸いに雪が降る年は少なく、降っても2~3日後には溶けてしまいますから、大したトラブルはありません。
これだけの雪が積もると大喜びするのが階下の奥さんと子供達です。
コートを着て、帽子をかぶって朝から外に飛び出します。
そして、決まって私たちの住む2階の窓に向かって雪ボールを投げ、雪が降ったよーと呼びかけてきます。
私も写真を撮ろうと外に出ると、犬は大喜び、孫のエミリーも大喜び。
なんとエミリーは雪の上に寝転がってエンジェルを描いていました。
子供っていいなぁ。
そんな中、私たちのインド行きも近づいてきて、持って行く物の用意などをし始めました。
観光旅行ではなく瞑想をするのが目的で、いつも行っている瞑想センター近くにアパートを借りてそこにずっと滞在しますので、荷物は長期滞在用となります。
先ず洋服。1月でもインドはさほど寒くありませんから、沢山は必要ありません。
ただ、朝夕、特に朝は冷えますから、それなりに重ね着は必要ですが、昼近くになると気温は30度近くに上がりますから、重ねてきた服を一枚、一枚簡単にはいでいけるような物がいいのです。
洋服よりも、今回はラップトップを私とジョン・クロードでそれぞれ持って行きますので、それに必要なアクセサリーといいますか、いろいろ機械ものを持って行く必要が出てきました。
それから蚊帳です。
アパートでは私とジョン・クロードがそれぞれのリズムとスペースを保てるように別々の部屋を予約しましたので、その為蚊帳も2つ必要です。
私はヨガにも参加したいのでヨガマットも必要。
そして、枕。
インドのアパートにはベッドもありますし勿論枕もありますが、う~~ん、顔に当たる枕は、やはり自分の物を使いたい。
これらが荷物になるのです。
インドに行くのはいつも瞑想のためですから、行く場所は毎回決まっているのですが、2~3度列車を使ってインド内を旅行したことがあります。
今では有名なリゾート地、ゴアの海にも行ったことがありますが、一番記憶に残っているのはアグラの町にあるタージ・マハールでした。
そう、亡くなったお后のために作ったタージ・マハールです。
本当に見事でした。もう、素晴らしい!の一言です。
人と家と店でごった返している街の通りから赤い門を抜けて入った目の前に、花で飾られた噴水の道がまっすぐ向こう側まで続き、その突き当たりに、真っ白な大理石で出来た、4本の塔を周りに従えて建つ墓廊が、まるで地下からぬーっと浮き上がってきたように、威厳を持って清々しく建っているのです。
その高貴さにしばらくは言葉も出ず。
行ったときがたまたま満月の時でしたから、昼、夜、そして次の朝と何度も訪問しましたが、それぞれの時間でタージ・マハールの色が変わり、それは、それは美しかったです。
と言うことで、私のインド行きに観光は少なく、いつもはプーンと言う街にある瞑想センターに真っ直ぐ行きます。
ムンバイからタクシーで約3時間。
昔は道が悪かったので5時間もかかるときがあり、自動車事故も頻繁にありましたが、今は高速のような道が出来、かなり楽に行けるようになりました。
街の中心地から少し外れた静かな場所にある瞑想センターは、アメリカ人とヨーロッパ人がメインで運営しており、飲み水があちらこちらに設置され、トイレやシャワーも衛生的で使いやすくなり、ベジタリアンレストランも充実していて、なんの心配もなく瞑想に入り込めるところです。
1ヶ月半滞在するアパートはドイツ人の奥さんとインド人の旦那が持つもので、アパートにはお手伝いさんがついていて、掃除、洗濯、アイロンがけをしてくれます。
食事はセンター内のレストランでしますから、私はこの1ヶ月半の間、家事を忘れて自分の時間を持つことが出来ます。