ピエンツァ
ピエンツァはモンテプルチアーノとモンタルチーノの間にある小さな町です。
昔ここの古い家族,ピッコロミー二家に男の子が生まれました。彼は建築家で,沢山の旅行をし,沢山の知恵をつけて,そして1458年にローマ教皇,ピウス2世となりました。彼は生まれたこの地を理想的な都市にしようと試み,ベルナルド・ロッセリーニにその仕事を託しました。そしてその町をピエンサと名づけたのです。
今でもこの町に入ると,まるで箱庭にでも紛れ込んだような錯覚がします。細い道は綺麗に掃除され,狭い道の両側にある小さな店達もとても可愛くすっきりと立ち並んでいます。
ピアッツァに来るとピッコロミー二の家族が1962年まで住んでいた宮殿や司教の宮殿,教会,修道院などがルネッサンススタイルを残したまま建っています。ピッコロミーニの宮殿は今は旅行者に公開されたいます。この宮殿はロミオとジュリエットの映画にも使われたと言うことで私も行って見ましたが,2回の中庭を見下ろす窓から向こう側の窓を見ていると,今にもジュリエットがすっと顔を出してくるような錯覚に襲われました。
司教の宮殿の下は今はインフォメーションオフィスになり,修道院は今は高級ホテルとなっています。このホテルの入り口を入ると先ず中庭に入ることになります。真中に井戸があり回路が四角く周りを囲み,静けさは修道院があった時そのままのようです。
ここで売っている特産物は今でも昔風に作られており,品質はとても高級で,しかし他の大きな町に比べると値段は安く,ここでのお買い物はとてもお得だと思います。
ピッコロミーニの宮殿からの郊外の眺めはそれはすばらしい。1度上がってみられてはいかがですか。