白雪姫のビアンカ
前回の１１月２４日のトスカーナ便りで、「トスカーナ、来週はマイナス気温になる予報がでています」と書きましたが、本当にそうなりました。
朝起きると鶏の飲み水や水たまりが凍っています。
でも外は太陽が輝く良いお天気で、暖かい我が家の中から見ていると小春日和のように思えるのですが、ドアを開けて一歩外に出ると、冷たい空気がキュッと身体を締め付けます。
地熱発電所からの暖房のお陰で、家の中では薄着でいる私達は、ここで気をつけないと風邪を引いてしまうのです。
晴れた日だと私の街からでも見えるトスカーナ北部にあるアッペンニーノ山脈も、真っ白い雪に覆われました。本格的な冬です！
「ビアンカネーヴェ」は、イタリア語で「白雪姫」のことです。
ビアンカが白、ネーヴェが雪。
大家さんちの二人目の孫（女の子）が生まれたとき、７歳になる長女のエミリーが選んだ名前がビアンカでした。白雪姫が大好きなエミリーは、自分の妹にこの名前を付けたかったようです。
そのビアンカは、今１歳と２ヶ月になります。
１歳の誕生日のときはまだ歩けませんでしたがが、それから２ヶ月が経った現在、危なっかしいながらも、一人で歩くようになりました。
段差があると、まだ自分で降りたり登ったりする事は出来ませんが、行きたいところに自分で行ける状態が楽しくて仕方がないようです。
いつもはノンナ（おばあちゃん）のダニエラがビアンカの世話をしていますが、１週間に一度か二度、ビアンカは我が家にやってきます。
１１時半頃にママが仕事から帰ってくるまでの約１時間、私たちと一緒に遊ぶ事が出来ます。
ビアンカが我が家に来ると、iPot やiPadを触ったり、PCで「Toy Box」を見たり、ピアノを弾いたり、彼女の家では出来ない事ができるので、我が家に来るのがお気に入りのよう。
私たちが階下に降りて行くと、ビアンカは「抱っこしてー」というジェスチャーで寄って来ます。そして、「ウー、ウー」と言いながら指を上に向けて我が家に行こうよと訴えます。
まだほんの１歳なのに、記憶というのか知恵のつくのが本当に早くて驚かされます。
でも、ビアンカが我が家にやってくるのを一番喜んでいるのは、私とジョン・クロードかもしれません。
「Toy Box」のサイト：http://www.poissonrouge.com/games.php
このサイトは元がフランスのサイトなので、入っている歌はフランス語です。
この日はピンク色に決まっていました。ビアンカはいろんな色の靴を６足も持っていて、さすがイタリア人。
こうやってジョン・クロードと一緒に「Toy Box」を見ます。ビアンカは真剣に見ていますが、ジョン・クロードの顔も真剣で笑えます。
ジョン・クロードがマウスを操作しているのを見て、もうそれを真似ているビアンカ。クリックはしますが、画面を変更する事はまだ出来ません。それにしても１歳と２ヶ月で・・・。