カリーとペスト
1階に大家さん一家、2階に私とジョン・クロードが住む郊外の家に、新顔がやってきました。
2匹のラブラドール犬です!
約2週間前にこの家の家族だった2匹のラブラドールのブランドとポッロ
が急に亡くなり、家族全員で悲しんだのですが、早々に新しい家族が増える事になりました。
大家さんの次女デボラとボーイフレンドのエマヌエレが遠いペルージャまで買いに行ってきました。
私たちの近所では1匹900ユーロするところ、ペルージャでは1匹300ユーロで買えると言う広告をPCで見たそうです。
デボラとエマヌエレが犬のブリーダーのところに行く前日、ジョン・クロードが「買うときは、きゃんきゃんと跳ねて元気そうな子犬よりも、後ろの方に静かに座っている子犬を選んだ方がいいよ」とアドバイスをし、二人はそれをちゃんと守ったらしく、6匹の中からおとなしい2匹を選んで来たよと言っていました。
2匹は生後40日目。普通は生後2ヶ月しないと売ってくれないそうですが、デボラとエマヌエレがどんな交渉をしたのか知りませんが、ちゃんと保証付きで買ってきました。
ブランドとポッロが真っ黒なラブラドールに反して、今回は2匹ともハニー色です。殆ど同じ顔かたちなのですが、1匹は白に近く、もう1匹は耳のところや顔の真ん中当たりが濃いベージュ色です。
さて、名前です。
いつもは大家さんちの孫であるエミリーがつけるのですが、2匹がやって来たとき、エミリー家族は親戚の家に泊まりがけで遊びに行っており、不在。
エミリーが帰ってくるまで仮の名前をつけておこうと、デボラとエマヌエレ、私とジョン・クロード、そして奥さんのダニエラの5人でワイワイ言いながら考えました。
その結果、白い方がCurry、濃い色の方がペストと決まりました。
Curryはインドカレーのカレーですが、こちらの人はカリーと発音します。
ペストはバジリコの葉で作るペストソースのペストです。
又々食べ物の名前がつけられました。ここの人は本当に食べ物の名前が好きです。
ベージュ色の濃い方がカリーで、白い方がペストだと思ったら、その反対なんですって。
私が写真を撮り、それをジョン・クロードがすぐにエミリーのママのところに送ってあげると、それを見たエミリーもカリーとペストの名前が気に入り、結局、2匹の名前はカリーとペストに決定しました。
カリーとペストはずっと見ていても見飽きないくらい可愛いです。
まだまだよちよち歩きで、階段を登る事はできても下りる事ができない赤ちゃん犬です。でもさすがラブラドールの子犬、既に物を口にくわえてひっぱり回す遊びをやっています。
こんなに小さな存在ですが、大家さん家にパーッと日が射したようです。
今回はカリーとペストの初紹介をいたします。元気に育ってもらいたいと思います。
それにしても、2匹と一緒に散歩に出かけられるのは半年後だなぁ・・・・。
ペストの方です。庭を歩き回って少しお疲れ。
写真では大きさが分かりにくいですが、1匹を片手でひょいっと抱えられる大きさです。