チューリッヒ湖畔の小さな町、ホルゲン
暑い毎日が続きます。皆様お元気ですか。
5月、6月が例年になく涼しかったトスカーナも、7月に入りカッと暑くなりました。
7月8日の月曜日にスイスへ出かけて行った私とジョン・クロードは、14日の日曜日早朝にトスカーナへ帰って来ました。
ちょうどこの週末は学校の夏休みと重なり、旅行者がグンと増えるときですスイスとイタリアの国境キアッソでは毎年この時期、国境を越える車の渋滞が続き、ミラノの広大な高速料金所では長い行列ができます。
それを避ける為に、私たちは夜間ドライブをする事に決めました。
まず、私たちはスイスのチューリッヒを午後にゆっくりと出て、イタリア国に入る直前の町キアッソに到着しました。そこで時間をつぶし、夜10時頃に国境越え。予想通り渋滞は全くなし。
順調に進んで行き、ミラノの料金所でも渋滞を見る事なくすーっと進んで行くことができました。
ただ、スイスに向かって行くときもそうだったのですが、ミラノの高速を走っていると急に稲妻が走り、そして大粒の雨が降り出しました。雨とともに大きなヒョウも降って来て、車をパンパン叩きます。私たちの車の屋根はガラスになっているのでヒヤヒヤです。
走っている殆どの車がスピードを落として、そのまま近くにあったパーキングエリアに避難。避難しても何処かの屋根の下に入れる訳でもなく、駐車した車に強い雨が容赦なくバシバシ降ってきましたが、しばらく待っていると、ほんの少しですが小降りになり、他の車もスタートし始めたのを見て私たちも再度高速に乗りました。
ミラノを離れるとともにその雨もやみましたが、去年も確かそうだったんです。ミラノの高速(日本では環状道路というのでしょうか)で大雨に遭いました。冬になると必ずと言っていいほどミラノの高速には濃い霧が出ます。ミラノ周辺はお天気が悪くなる地形なのでしょうか。
平均スピード130kmで飛ばして、私たちは我が家に日曜日の朝3時に到着しました。お疲れさまでした。
スイスは素晴らしい夏日でした。聞く所に寄ると、6月末まで悪天候だったのが7月に入って急に暑くなり、素晴らしい夏日になったとか。たまたまその週にスイスへ行った私たちはラッキーでした。
日中は暑くても朝夕は涼しいスイスの気候は本当に理想的です。
今回私たちが滞在したのは、チューリッヒ湖のちょうど半分くらいのところにある小さな湖畔の町ホルゲンでした。
いつもはチューリッヒ市内にホテルをとるのですが、今回スイスへ行った目的は車検ですから、車検前の大サービス(点検)をしてもらうガレージに近い所にホテルをとったのです。
ガレージに車を持って行くと点検に2日間かかり、翌日そのガレージの人が車検に持って行ってくれるので、とても便利です。
ただ、その間、車がないので、私たちはホルゲンの駅で24時間有効切符を購入しました。
この切符は、電車は勿論、チューリッヒ湖を渡るフェリー、そしてバスにも乗れる優れもの。乗り物に乗る前に、側にあるオレンジ箱に切符を切れてクリックさせると、それから24時間有効です。
この切符を使って、私たちは長い間会っていなかった友達3組に会いにチューリッヒ市内や郊外まで出向きました。スイスに住んでいた時に行きつけだった日本人男性が経営している美容院にも行きましたよ。多くを言わなくても私の気に入るようにしてくれる日本人ヘアードレッサーは優秀。トスカーナに連れて帰りたいくらいです。
小さなホルゲンの町ですが交通機関は優れており、チューリッヒ市内でも空港でも、ぱっと行けてしまう非常に便利なところだという事を今回改めて認識しました。それなのに、チューリッヒ市内から離れている為、都会のざわつきがなく、町の中には昔通りの町並みが残っているのが魅力的。
その町並みの中に、私たちは小さな日本食レストラン兼ショップを発見しました。その日は閉まっていましたが、ラッキーな事に翌日開いているという事で食事に行ってきました。
お店の名前は「SAKE」
http://www.o-sake.ch/index_j.html
小さなお店ですが、食事ができるカウンター席があり、窓や壁には日本食品や食器が並んでいます。私たちも可愛い食器を見つけて、いろいろと購入してきました。
カウンター席ではお寿司セットを頂きました。
女性店主でいらっしゃる幸さん(こうさんとお呼びするようです)の笑顔が素敵で、おいしい食事をいただきながらすっかり癒されました。また、伺います。
チューリッヒへ向かう途中、アルプス麓の小さな村で見つけた飛行場。右は、同じ村にある池のほとり。ここで食事をしました。
チューリッヒ市内は夏日で人が湖に溢れていました。右写真は、市内を走るエーデルワイス模様のトラム。
ホルゲンの駅です。駅前がカラフルで素敵でした。右は、駅の後方にあるフェリー乗り場。
私たちが宿泊したホルゲン駅前のホテル。右写真は、何処の村にもある噴水。飲み水です。
湖を散歩している、あひるの親子。右は、ホルゲンの町並み。
ホルゲンにある「白鳥ホテル」という名前のホテルにかかっている看板。右は、鍵屋さんの看板。