ホーム     トスカーナ日記     プロファイル


12月も中旬

12月も中旬になりました。
この時期になると、何となく忙しいような、ソワソワした気分になります。
実際は、普通の日と同じなわけですが、日本に住んでいた時に、年末やお正月は特別に大掃除をして特別な料理を用意するという風習を見ているので(母がメインにやっていましたが)、その時の雰囲気が未だに身体の奥深くに残っているようです。
7歳の頃までに経験したことは大人になってからもずっと忘れないと言いますが、本当です。
ヨーロッパに住み始めてからは、年末よりもクリスマスを祝う人が多いので、12月に入った途端に町中がうきうきし始め、クリスマスを特別に祝うことのない私まで、12月初旬から気分が高揚してきます。
今年は階下に住む大家さんちの孫の為に、私とジョン・クロードも家の前に電飾を飾りました。キラキラ輝いて、大人の私たちも楽しめます。
今、ヨーロッパのほとんどの家ではクリスマスツリーが飾られ、その下にプレゼントが置かれています。贈る人、贈られる人、それぞれがクリスマスの日を楽しみにしているようです。

そんな中、私たちは先週の日曜日から水曜日にかけて、ジョン・クロードの仕事の一環としてフランスのモンペリエに出かけていました。
彼が毎年主催している「フェティ・スピリット」のお祭りの場所が、サン・トロッペ近郊から変わることになり、その新しい場所を見学しに行ったのです。
モンペリエの新しい場所もサン・トロッペ近郊と同じく森の中で、素晴らしい環境でした。
既に予約を入れてきたので、2015年と2016年のお祭りは、モンペリエの新しい場所で開催です。

我が家からモンペリエまでは車で約8時間強の距離です。
運転を交代しながら一気に行ってしまうことは可能ですが、途中で休憩を入れたりすると10時間近くにもなる距離。
この歳になると途中で1泊してゆっくりしながら行ったほうが心身的にも楽ですから、往復とも、イタリアとフランスの国境にある街モントンで1泊ずつしてきました。
モントンの街もクリスマスの飾りが綺麗でした。日中は青空が広がる素晴らしいお天気を楽しみ、夜はクリスマスの飾りを楽しみながら街を散策。 素敵な小旅行でした。

そして、今週の水曜日は私が保持しているスイスパスポートの更新の為、ローマに行くことになっています。
今までの更新は郵便で良かったのですが、これからはデジタルというのか、指紋をパスポートに貼付けるようで、直接スイス領事館に向かうことになりました。
さすがスイス領事館、インド領事館のように長い列の後ろに並んで自分の番を待つという気が遠くなるようなシステムではなく、ちゃんとネットでアポを取ることが出来たので気が楽です。
大家さんちの人たちは、「ローマのクリスマス飾りが楽しめるじゃない~」と私たちよりも喜んでいます。
ローマには早朝の列車で行きます。大家さんちの人たちが言うように、ローマのクリスマス飾りを楽しんでこようかなと思っています。

studio

左写真、この突き出たコーナーは、階下の大家さんちの暖炉の煙突です。雨が降ると天井にシミが出来、角っこには黒いカビまで生えていたのですが、やっと綺麗にして、その上に絵を描いてみました(右写真) オフィスがぱっと明るくなりました。

menton

モントンのクリスマス飾り。自由の女神は、元々この場所に立っているものです。

menton

左側がモントンの海で、この飾りが道路の向こう側までずっと続いています。三角形の飾りはくるくると動いていて可愛い。

menton

モントンの海際にあるカフェで、パノラマで写した写真です。とにかくいいお天気でした。