サフランとクルミ
数日前のある日、南イタリアのシチリアでは33度の気温になり、北イタリアでは雪が降りました。
同じ日に南と北でこんなにも気温が違うとは、驚きです。
中部から少し北よりのトスカーナでは、秋らしい変化のあるお天気は続いていますが、ここ3日ほどは風のない気持ちのいい毎日でした。
暑くもなく寒くもなく、空気が透き通っているのでウオーキングに出かけるには最高の日でした。
「ああ~、気持ちがいいねぇ~」
と何度二人で言った事か。
まぁ、明日には雨が降るらしいですが、それも秋の気候でいいとしましょう。
そんな秋を感じさせる今日、ジョン・クロードが摘んできたサフランの花から雌しべのサフランを抜き取る作業と、これも家の前の谷(大家さんちの土地)から拾って来たクルミの殻を割ってクルミの実を取り出す作業を、我が家の前の庭で実行しました。
サフランは11月からと思っていましたが、今年は少し早いようです。
それでも、サフランは大きくて見事。今年も沢山採れそうな予感がします。
赤いのがサフランの雌しべ
左、雌しべのサフランを抜き取ったところ。こうして乾燥させ、瓶に保存します。右、クルミを殻から取り出しているところ。
沢山のクルミの実がとれました。硬い殻が実に混じらないように、十分気をつけて作業をします。
話は変わりますが、ブログに載せている私の執筆した本「碧空に浮かぶ白い雲」には、イラストがついています。
これは、iPadのアプリケーションPaperを使って私が描いています。
Paperのアプリケーションには各種のペンが揃い、色も20色以上、色を混ぜて使う事も可能です。
紙も水もいらない、本当に便利なアプリケーションです。
長生きするといろいろ新しいアイデアが見られて面白いなぁ、なんてつくづく思っているのですが、ただ一つだけ残念な事があります。
何かと言うと、iPadはタッチパネルなので指でしか描けないことです。
ペンのような物も売っていますが(私も買いましたが)、やはりタッチパネル対応のペンですから、先が丸くなっています。
これで細い線を描くことや、細かい部分を描くことがとても大変なのです。
とくに、一本線を描いた後、そこから続けて線を描こうと思うと、指の腹がどこを押しているのか見えなくて、思った通りに描けない。何度やっても前の線に続けて描けないので、時々投げ出したくなります。
それでもまぁ、なんとか自分が気に入るイラストが描けているので嬉しいのですが、タッチパネルでも使える先の尖ったペンが出ないかな、と心待ちにしている私です。
iPadのアプリケーションPaperです。こんな感じで描きます。