夏も終盤
2週間ぶりのトスカーナ日記ですが、皆様お元気ですか。
9月に入り、夏も終盤ですね。
もっとも、私の住む地域は8月でも涼しい日が続いたので、8月の中旬頃からなんとなく秋の気配を感じていました。
気温も毎日23度前後でしたから、ここ2週間ほどは海にも行っていません。ところが、今週末から来週の火曜日にかけて気温がまた28度まで上がるそうなので(海辺はもっと暑くなると思います)きっと、これが今年最後の夏日でしょうから、 私たちはさっそく週明けに海へ行くことにしました。
旅行者もぐっと少なくなった静かな海とビーチを楽しんでこようと思います。
ここ数年、ほとんど家からでない私は、近場の散歩を除いて、1週間に一度の買い出しと海に行く時しか外の空気に触れることがありません。
病気や何かの理由があって家から出ないのではなく、単に、外へ出かけて行く興味が減ってしまっているのです。
若い頃にいろんな国を旅して回り、いろんな経験をして来ているので、今こうして(特にこの歳になると)静かな生活を送れることだけで満足してしまいます。
とくに、こういうトスカーナ郊外の緑多い静かな環境の中で生活をしていると、本当に平和で、後は何も必要ありません。
でも、だからと言って、ここに落ち着こうと思っているわけではありません。
何かチャンスがあれば、いつでも、何処へでも移動する気持ちはまだ持ち続けています。
今、住んでいる家は借家ですから、6ヶ月あれば綺麗に片付けて、いつでも飛び立つことが出来ます。
まぁ、今のところそういう話はありませんので、直ぐにトスカーナを出ることはありませんが、いつでも移動出来ると言う気持ちで生活するのも、また心軽くていいものです。
さて、今日入った、ちょっと驚くニュースです。
フランスの有名なシェフ、アラン・デュカスをご存知の方は多いと思います。
彼は3星を獲得し、パリにいくつものレストランをオープンしています。
その彼が、なんとレストラン・プラザ・アテネをベジタリアンレストランにすると宣言しました!
彼のコメントでは、レストラン・プラザ・アテネでは、フォアグラや生肉のタルタル、そしてステーキなどの肉類はメニューから取り去るそうです。
レストランでは肉を使わず、野菜と穀物、そして魚のみとする。全て地元の材料を使い、それらも出来る限りオーガニックの物を使う。
地球の資源は減少している。私たちはもっと賢く消費しなければいけない、と彼は言っています。
「健康的な食事」を合い言葉に、バターやクリームは最小限に控えるようです。
お値段は、ドリンクを含まないテイスティングメニューが一人380ユーロ。
う~~む、私が宝くじに当たったら行くとしましょう。
スイスで購入した蒸し器。3段式で、写真ではトップにサーモン、中断にズッキーニ、茄子、ピーマン、下段にジャガイモ、人参、さやえんどうが入っています。短時間で美味しく出来上がります。
ローフードダイエットが終わった後に食べた日本食。左から、みそ汁、マンゴールドのミソだれかけ、ご飯、溜まり醤油。
後ろ左からズッキーニの焼いた物とキューリ、サーモン、まぐろ、かつおの刺身盛り合わせ。
こちらで生の魚を食べるのは怖いので、買ってくると直ぐに冷凍庫に入れて1週間待ちます。魚屋さんがそう教えてくれました。
ちなみに、こちらでは刺身のような切り身は売っていないので、固まりを買って全て自分で処理します。ああ、日本はいいなぁ。