ある夏の日
トスカーナ、やっと雨が止みました。
1週間、ほとんど毎日雷を伴う雨が降り、水の被害が出た地域もあります。あるキャンプ場では避難命令が出たとか。
ホリデーハイシーズンなのに、涼しい7月になってしまいました。一昨日は日中気温18度でした。7月の気温とは信じ難い。
でも、昨日から太陽がパーッと出てきました。今朝、溜まっていた洗濯物を洗って干していたら、顔に当たる太陽が暑くて、スカーナの夏を思い出させてくれました。
涼しい夏もいいですが、やはり太陽が輝くトスカーナは素晴らしい。
1ヶ月ほど前に大家さんちが庭のテーブル用のテント(3m x3m)を買いました。いつ組み立てようかと待っていたのですが、雨の為になかなか組み立てられず。
そんなある日、1日だけ晴れてくれて、さっそくジョン・クロードが組み立て始めました。
数時間後に立派に建ったテントを見て、みんなでお祝いしようということになり、その夜はジョン・クロードがクレープを作ることになりました。
我が家ではクレープを作るのはジョン・クロードと決まっています。
小さい時からお母さんのクレープ作りを手伝っていたジョン・クロード。10人兄弟の12人家族だったので、今回も沢山のクレープを作るのは朝飯前です。ササッと35枚のクレープを焼き上げました。
中に入れるソースは私の担当です。
今回は、ほうれん草と豆腐の豆乳クリーム煮と、茄子、ズッキーニ、パプリカ、トマト等を使ったラタテゥイ風を作りました。パルメザンチーズを振りかけて食べます。
デザートには、アイスクリームとダークチョコレートソース掛け。上にアーモンドの薄切りを軽くローストしたものを乗せます。
飲み物は、クレープに欠かせないアップルソーダ。ちょっと甘めなので、それが駄目な人はビール。
久しぶりにみんなで食事をして、暗くなるまでおしゃべりを楽しみました。
涼しい夕方、庭で食事が出来るなんて、本当に恵まれています。それもこんなに素敵な人たちとワイワイ出来るなんて、私は未だに、夢のようだなと思うことがあります。
クレープ屋。うまい具合にひっくり返しています。
どうやってクレープを作るのか見たいと、エミリーがやってきました。二人でポーズ。
奥がラタテゥイ風、手前がほうれん草と豆腐の豆乳クリーム煮。ケーキのように見えるのがクレープの山。
アップルサイダー。
蚊よけのキャンドル
食べ終わっておしゃべりのひととき
これが大家さんちのテント。外はうっすらと暗くなりかかっています。ビアンカが椅子に座ってiPadで遊んでいます。
ジョン・クロードはビアンカとよく一緒に遊ぶので、ビアンカは彼が大好き。ビアンカのパパよりも好きなので、時々パパが焼きもちを焼きます。
久しぶりに晴れて気持ちのいい今朝は、テラスで朝食を食べました。このテラスは午前中、日が射さないので涼しいのです。
大家の孫エミリーは、夏休み中ほとんど毎日、英語の勉強をするために我が家にやってきます。ジョン・クロードが先生です。
CDを聴いて質問に答えたり、9歳にしては難しそうですが、頑張っています。