ジョン・クロードの帰宅
日本とトスカーナの気候って、よく似ているんです。
日本はここ数日、3月上旬の気温になり、雪までちらついた地域があったと知りましたが、トスカーナもここ1週間ほど冬並みの気温が続きました。
雪はなんとか降りませんでしたが、雨が降った日には、雪にならないかとヒヤヒヤしたものです。
それにしても寒かった。私たちの住んでいる少し山手の朝の気温は3度、川が流れる町ではマイナス3度にもなったそうです。
寒いだけではなく強風が吹き荒れて、寒さが一層身にしみました。
だいたいイースターの時は毎年、悪天候になるのですが、今年のイースターは4月に入ってからなのでどうなるだろうかと思っていたら、今年もしっかりと寒くなってくれました。ほんとに不思議です。
そんな急に寒くなった今週の月曜日、ジョン・クロードが元気にインドから帰ってきました。
太陽の輝く良いお天気の日で、吹いていた強風のおかげで飛行機は予定よりも早く到着しました。
イースターマンデイだったので、道路にはたくさんの車が出ていましたが、空港行きの高速に乗るとその数はぐっと減り、快適なドライブでした。
高速以外にスーパーストラーダという道路がこちらにはあります。日本ではパイパスと言うのでしょうか。高速と同じように空港に繋がっており、こちらの方は無料ですが、そのために利用客が多く、特に祭日時は高速と違い大変混雑します。
1日半フランクフルトのホテルで過ごしたジョン・クロードはいたって元気で、空港から帰宅する際は彼がハンドルを握ってくれました。
ちょうど昼食どきだったので、途中のサービスエリアで私が作って持って行ったサンドイッチを食べ、彼の帰宅と良いお天気を喜びあいました。
その時、私はジョン・クロードから誕生日プレゼントを受け取りました。翌日が私の誕生日だったのです。
私が買ってくるようにお願いしたレールデュタンというニナリッチの香水だなと思いながら袋を覗いたら、グッチの箱が出てきてびっくり。
「買ってきて、と言われたものを渡しても驚きがないでしょう」
と言う彼が私にプレゼントしてくれたのは、ハートのついたシルバーの指輪でした。私の指にぴったり。
ジョン・クロードの優しさは何年たっても変わりません。本当にありがとう。
翌日の誕生日の夕食に、私は鮭のバター焼きとポテトと野菜の付け合わせを用意しました。それに合わせてジョン・クロードはフランスのワインで、シャトー・ギロー・ソーテルヌ・プルミエ・クリュ・クラッセ2002年を開けてくれました。
洋食にも日本食にも合う美味しいワインですが、2ヶ月間全くアルコールを口にしなかった二人は、ほんの少しでいい気分になってしまいました。
今週の日曜日は、私がケーキを焼いて大家さんちのみんなと一緒に食べる予定です。
大家さんたちからは、薄軽ファイバーダウンパーカーのプレゼントを私はすでにいただいています。
いつも仲良くしていただき、感謝です。
私の誕生日ディナー
香水レールデュタン
ジョン・クロードからプレゼントされた指輪
大家さん家族からのプレゼント