トスカーナの雪
今日の日本は雪になるというニュースを見ましたが、皆様のところはいかがでしょうか。
実は、トスカーナにも雪が降りました。というか、今も降っています。
昨日は一日中雨が降り、このまま行くと今晩から明日の朝にかけて雪だという予報が出ていたのですが、夜になると雨が上がってしまい、これじゃあ雪は見られないなと思って私はベッドに入ったのですが、朝、目が覚めて窓から外を見てみると、「うわー、降ったー・・」
外は雪で真っ白。
去年は1日も雪を見なかったので、トスカーナでは久しぶりの雪です。
これだけ周りが真っ白になると、清くて綺麗です。
そんな雪の降る中、私は外で飼っている鶏に餌をやりに出て行きました。
いつもはジョン・クロードが行ってくれるのですが、今週の火曜日に彼はインドへ出発しており、これからの２ヶ月間、鶏の餌やりは私の仕事になります。
私はジョン・クロードのスキー用ズボンを履き、これもジョン・クロードのフード付きのジャケットを羽織って、テラスの階段を滑らないように塩を撒きながらゆっくりと降りていきました。塩を巻くと雪が固まらずに早く溶けてくれるのです。
やっと肋骨の痛みがなくなりかけてきた私ですから、しばらくは転ばないように気をつけないといけません。
雪や雨を見ると、一瞬外に出るのが嫌になりますが、一旦出てみると、朝の空気が清々しくて気持ちがいいこと。太陽の出ている朝はなおさらでしょう。
こんなに気持ちのいいことをジョン・クロードは毎朝続けていたのかと、少しうらやましくなりました。
そのジョン・クロードは、私の運転する車でピサ空港まで行き、そこから一旦フランクフルトまで行って一泊し、翌日、インドのプンへ向けて出発しました。
いつも一緒にいる二人なので、しばらくのお別れだと思うと寂しさがこみ上げてきて、前日の昼食時でしたが、私は不覚にも泣いてしまいました。
するとそれを見たジョン・クロードも目に涙をためてしまい、しばらくは二人で泣き笑い。
私が泣くとジョン・クロードも泣くのです。
でも、この２ヶ月間、私はさみしい気持ちで毎日を過ごそうとは思っていません。
実は、３０年ほど前になりますが、私たちがスイスに住んでいる時にも同じようにジョン・クロードがインドへ行ったことがありました。
半年間のお別れでしたが、その時、私は寂しくて、寂しくて、辛い気持ちを抱えながら（会社勤めをしていましたが）貴重な毎日をネガティヴに過ごしてしまいました。
後になって、なんと勿体無い過ごし方をしてしまったのだろうと激しく後悔した経験があります。
そういうわけで、今回は同じ間違いを繰り返さないよう、楽しく過ごそうと思っているのです。
楽しくと言っても外を出歩くわけではなく、ほとんど家にいて一人で過ごすのですが、その一人生活を楽しもうというわけです。
短い人生ですから、ネガティヴな考えに時間を費やすことはもったいない。ひっそりと、でも平和に過ごしていけたらいいなと、そう思います。
それに今はネット環境が優れています。
ジョン・クロードも出発後すぐにフランクフルトの空港やホテルからskypeで私に連絡を入れてきました。
顔を見ながら話しができるなんて、３０年前には夢のような話でした。
３０年前は携帯電話さえ普及していなかった時代ですから。
そういうことで、寂しいなんて言っていられません。
毎日を楽しく過ごすことが私の日々の瞑想です。
ピサ空港に向かう途中の高速から見えたダブル虹。iPhoneでジョン・クロードが撮影
早朝の雪
犬は喜び走り・・
どんどん降っています
ミルク製品を食べない私は、豆乳ヨーグルトを家で作っています。市販の豆乳ヨーグルト（オーガニックのもの）大さじ３を好きな容器に入れた豆乳５００ccに加えてよくかき混ぜます。その容器をキッチンタオルや毛布などに包んで温かい場所におくだけ。
私はまずキッチンタオルで巻き、その上からダウンコートの帽子部分で包んで、熱い暖房機の上に置いています。
暖房機がかなり熱いので、豆乳の入った容器はガラスボウル２枚の中に入れています。約１０時間ほどでプリンのようなヨーグルトの出来上がりです。多分、１０時間もいらないと思います。お試しください。
残ったヨーグルトで、また新しくヨーグルトを作ることができます。