トスカーナの5月1日
5月1日、どう過ごされましたか?
TVでは各国でデモがあり、警官ともみ合っているところが映し出されていましたが、同じ人間同士、こんな1日の為にどうしてあんなに殴り合いをしなければいけないのでしょうか、私には分かりかねます。
ここトスカーナの5月1日の過ごし方をご紹介しましょう。
トスカーナでは5月1日はピクニックの日となっています。家族全員、友達同士、近所同士と皆、川や海、野原へと繰り出し、大きな昼食会となります
お弁当を持っていくだけではなく、ガスや焚き火で火を起こし、スパゲッテイや肉、魚のグリルをして、テーブル、椅子、日傘なども用意され、ワインと共に昼食を楽しむのです。これは毎年の慣わしとなっており、天気が悪くない限り、住民殆どが外へ繰り出します。主人が「今日は泥棒には良い日だね」なんて悪いことを言っていましたが、、、、。
私達も十数人の友達と一緒に、夏だア!と思わせるような太陽の下、グリルパーテイとなりました。ドイツ人の奥さんとオランダ人のご主人が7年前にドイツの歯科医院を閉めて、休暇で時々来ていたトスカーナにとうとう移住して来ていましたので、今回は彼らの庭でグリルパーテイとなりました
何も持って来なくていいから、ということだったので、11時に彼らの家に行き、準備を手伝うことにしました。私は魚の下準備を任されました。テーブルセッテイングの人、グリルの火を準備する人、とそれぞれ手分けしての共同作業です。
さあ、食事です。
先ず、アンテイパストから始まり、アサリのスパゲッテイ、そしてメインの魚のフライと肉、ソーセージのグリル、サラダ、ほうれん草の茹でた物に彼等手作りのオリーブオイルとテーブルはだんだんと賑わってきます。勿論ワインの瓶がどんどん空になっていきます。このワインも地元産です。私達もワインはワイン酒造所に直接行き、何リットルかまとめて買い、自分達で瓶に詰めてコルクをして置いています。これが、本当に美味しい!
この後、デザートとコーヒーが出て、グラッパで消化を助けます。
まあ、私がどんなに食べたか、ご想像できないでしょう。ご馳走様でした