モンタルチーノのワイン醸造所
モンタルチーノはワイン・ブルネッロで有名ですが、ここで最も有名なワイン醸造所を二ヶ所訪ねて見ました。
一ヶ所は、もう御存知の方もいらっしゃるでしょう「カステッロ・バンフィ」です。
モンタルチーノの町から約１５分ほどドライブしたところにあります。回りはそれこそワイン畑が綺麗にづらーっと並び、写真になる風景です。その横にはオリーブの木の畑が、又違った模様を作って並んでいます。ここの風景の広大な事。
この「カステッロ・バンフィ」はモンタルチーノでは大変に有名なワイン醸造所の一つですが、驚く事にほんの２０年前に生まれたものなのです。マリアンファミリーが２０年前に今の土地を買ったのですが、その当時はただの森とやぶだけだったそうですが、でもその土地がワイン作りに大変適している事を知り、有名なソムリエの力を借りて、素晴らしいワイン酒造所が出来あがりました。
丘の下から上にあるお城へと上がって行くのですが、その途中にあるワイン醸造所の大きさには驚かされます。これが、ほんの２０年前に出来たものとは。
上に着いたら、先ずエノテッカに入ってみましょう。各種のワインは勿論、トスカーナ名物のパスタやクッキー、陶器なども置かれています。その整然とした室内はなんとも言えない風格を漂わせています。
ここでは昼食を取りながらワインテストが出来るようになっており、毎月曜から金曜日まで、９０‘０００リレで５コースの料理に５つの違ったワインを味わう事が出来ます。私達が行ったときはちょうど土曜日で、昼食もワイン醸造所の見学も出来ませんでしたが、運良く美術館だけは見る事が出来ました。
最初に出来たワイン瓶やワイングラスなどが並び、その説明も良くしてあり、大変楽しむ事が出来ました。
それから、そこを後にして、今度は「ビオンデｲ・サンテｲ」に行って見ました。ここはそれこそモンタルチーノで一番古いワイン醸造所です。１８８８年に始めてブルネッロ・デｲ・モンタルチーノを瓶詰めしてから、もう１００年以上もたつワイン醸造所です。この土地のワインは酸味が高く、タンニンが多いので、スロヴェニアンオークで熟成させるという工夫を試み、最高のブルネッロを作り出しました。建物は「カステッロ・バンフィ」に比べると小さいものですが、でも応対してくれた人はとても親切で、「カステッロ・バンフィ」に比べると心暖かいものを感じました。昨年はサッカーの中田選手も訪れて、６５‘０００’０００リレ（３４０万円）分のワインを買って帰ったそうです。すごい……..！
ここでも土曜と日曜日は見学者を受け付けておらず、インフォメーションだけをもらって帰ってき、醸造所の見学は又の機会になりました。
