アウトレット
先週、始めて「アウトレット」へ行って来ました。
行ったのは「グッチ」と「プラダ」のアウトレットです。
先ず、高速をローマ方向へ40kmほど走り、インチ－ザで出ます。
そして約10分ほど走ると、町から外れた郊外にある、｢グッチ｣のアウトレットが見えてきます。ここは「The Mall」と呼ばれ、グッチだけではなく、イブサンローラン、アルマーニ、その他が一緒に入っています。一緒にといっても、各お店は分かれており、店の中はそれは綺麗にデｲスプレイされています。私はアウトレットと言うと、品物が卸屋のように所狭しと並べられているのかと想像していましたが、まったく普通のお店と同じ感覚なのでびっくりしました。
真っ直ぐグッチのお店に入ってみましたが、バッグ、靴、洋服、そしてジュエリーなどが綺麗に並べられています。
普通のお店と同じですが、ただ普通の店のように入ると直ぐ店員がよってくる、というのがなく、何時間でも好きなだけ靴等の試着が出来るのがいい所です。
ジュエリーなどはかなり安い値段でしたが、私達が行った時は、更にその料金の５０％引きをやっていて、それは安くグッチの指輪などが買えました。
店員を見つけて、直接手にしたいものを出してもらいましたが、とても親切にいろいろと見せてくれました。
グッチの靴はお買い得のようで、普通は三万円はする靴が、ここでは一万円ちょっと。
勿論今年のデザインの靴は売っていませんが、それでも、革は非常に良く、デザインも飽きの来ないもので、形もしっかりしていますから、これで一万円ちょっとは良いお買い物です。
少し品物の値段を調べてきましたので、ここに書いておきましょう。
靴、１００～１３０ユーロ
スーツ、５００～６００ユーロ
スカート、パンタロン、２５０～６００ユーロ
財布、１２０～１８０ユーロ
バッグ、２００ユーロ～
値段はピンからキリまであり、上記の値段はあくまでもアイデアという事で。
アルマーニではジーンズが安くて、３５ユーロからありました。
スーツは１０００～２０００ユーロ。高い！（えっ！、高くない？）
このモールには靴のお店もあり、素敵なデザインの靴やブーツが並んでいました。
グッチのお店にはかなり人が入っていましたが、それでも混んでいる感じはなく、静かにお買い物が出来ます。会計の直ぐ横にはタックスフリーの用紙も用意されていて、買い物客には便利に出来ています。
お買い物が済んだら、ちょっと歩いた所にある喫茶店のような所で軽い食事も出来ます。
私達もそこで食事を済ませ、その後プラダのアウトレットへと向かいました。
高速を今度はアレッツオ方面にしばらく走り、そしてモンテヴァルキで出ます。
このプラダのアウトレットはグレー色の工場のような感じの建物で、非常に目立たなく、見つけるのも少し難しいかもしれません。プラダなんて名前は何処にも書いていません。
到着すると、先ず店の前にある番号をとります。混んでいる時は待たないといけない様ですが、私達が行った時は直ぐに入れました。
入ってびっくり。グッチとは違い、かなり混んでいました。わいわいとする喧騒に少しひるんでしまいましたが、ここは一押しと入ってみました。
大きなワンフロア－に女性用と男性用に左右わかれて商品が置かれていますが、ここもプラダだけではなく他のブランド商品が混じっています。
入口すぐの所にピストルを持った警備員が立っており、なんだか物々しい気配です。ワンフロア－という所もあって、とにかく人が右往左往しており、落着いて品物を見れる雰囲気ではありません。
それでも一応見て回りましたが、プラダの財布が１つ、約１００ユーロからありました。
店の外にはモダンなバーがありますので、お買い物に興味のない方や、番号待ちの方はそこで何か飲みながら待つといいでしょう。電光掲示板で、入れる番号が分かる様になっています。
さて、問題になっていたフィレンツエで開催された「Social Forum」ですが、４日間、静かなデモがあり、最終日の土曜日には４０万人の人達が全国から集まって反戦デモを行いました。いろんな世代の人達が参加し、それこそアジア人まで混じった大きなデモでしたが、暴動もなく、約７時間に渡ってのデモ行進が楽しい雰囲気の中で進みました。
「“平和と愛”が中心のデモが出来て、とっても嬉しい！」とデモに参加していた人達は言っていました。
イタリアの政治家数人も参加しており、「こんなに静かな、明るい、そして意義あるデモが出来た事を誇りに思います」とも言っていました。フィレンツェ市長も大喜び。
本当によかった事。
夜には大きなコンサートが開かれ、沢山の人達がこの日の最後を楽しんでいました。
