和菓子店、亀屋さん
1週間ほど前から和菓子が食べた〜いという口になっていた私。数日前たまたま京都に行く用事があり、その帰り道に旅行者がほとんど通らない小さな裏道、というか住宅街を歩いていたら、大きな暖簾のかかったお店の前に和菓子の見本が出ているのを発見。ひょっとしたら和菓子とお抹茶が食べられるお店?と心踊りし、小さな格子戸を静か〜にガラガラと開けてみました。
季節にちなんだ和菓子たち。
御菓子司、亀屋則克のお店。暖簾の奥に小さな格子戸があります。
小さな喫茶店を想像して中に入ってみてびっくり。昔ながらに座って商いをするお店でした。何と和菓子を作り続けて100年以上するとか。ジョン・クロードの前に、その日に購入できる和菓子がお盆の中に並んでいます。
100年前から時間が止まったままのような店内。奥にある箪笥の引き出しは、それこそ何万回も開け閉めされた結果でしょう、色が剥げ落ちていて歴史を感じます。電話機とエアコンが今らしい。
右壁にはお干菓子の木型がびっしり。
昔はタバコをふかしながら商いをしたのでしょう、懐かしいタバコ盆が置いてありました。私のおじいちゃん、おばあちゃんがキセルを吸っていたのを思い出します。
ということで、4種類の和菓子を買って帰りました。どの和菓子もあんこがしっとりしていて美味しい〜〜。この味を求めていた私の口も脳内も大満足。また、買いに行こう。