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イタリア発トスカーナ便り

これは毎週お届けする「トスカーナ便り」の見本です。


今、蛍の時期です。2週間ほど前から、野原の花や畑の草などに泡状の物がくっついているのが見られ、何かしら、と思っていましたが、じつはこれは蛍の卵だったのです。その卵が今孵って、夜になると庭や谷などに沢山の蛍が見られます。ちかちかと光、その数はものすごい。自分の周りにもふわふわと飛んできます。友達のいう事には、これからが本当の時期で、もう少しすると蛍の群集が見られるとか。今でも「光の祭典」のようで、うっとりとしてしまいます。

今週のニュース 5月25日2001年 ― Vol.5


ヴィテイ宮殿

今日は紀元前9世紀から7世紀ごろに、エトルリア人によって既に存在していた町、ヴォルテ―ラにあるヴィテイ宮殿について書きましょう。

この町は紀元前
3世紀に作られた4mの幅を持つ城壁でも有名ですが、もう一つここヴォルテ―ラで有名なのが、アラバストロ(雪花石膏)です。このアラバストロは大理石のように気品があり、かつ大理石よりも柔らかく、いろんな形に作りやすいので、これをつかって、テーブル、お皿、キャンドルスタンド、彫像、などいろんな作品が作り上げられれました。そしてこのアラバストロを世界中に広めた人が、ジュゼッペ・ヴィテイなのです。

彼は
1850年に大部分完成していた宮殿を買い取り、さらに改築を重ねて自分の宮殿としました。この宮殿はロネッサンスとバロック様式を取り入れた、長さ44m,奥行き16mの素晴らしい建物です。1860年にはイタリア最初の王様、ヴィクトール・エマヌエル2世を招待する為に更に修復工事がなされました。

この宮殿の一角には未だに彼の家族が住んでいます。ここはイタリアの有名な映画監督、ヴィスコンテイによって、クラウデイア・カルデイナ―レの主演で映画も撮られました。そして今は、
3月から10月までの間、旅行者にも公開されています。

先ず入ってみましょう。玄関には彫像が立ち並び、石の階段がむこう側に見られて、威厳がある入り口にもかかわらず、なんとも入りやすい雰囲気が漂っています。部屋はそれぞれの名前で呼ばれています。舞踊の間、戦争の間、陶器の間、書斎、ヴラチェットーネの間、赤い間、バルコニーの間、王様の間、黄色の間などで、それぞれ意味があるのです。

この宮殿の特徴は、ヴィテイがアラバストロを世界中に広めるために出かけた際、その国の物を土産として持ち帰り、かなりなコレクションで埋まっているところです。勿論彼の商品、アラバストロの作品も沢山置かれています。彼のコレクションはインド・中国・日本、イギリス、フランス、スペイン、ネパール、アラブなどからの物で、その国独特の素晴らしい調度を私達は楽しむ事が出来ます。そして、宮殿の各部屋は、それぞれ違った色のフレスコ画で鮮やかに描かれています。今日は各部屋に付いては書けませんが、素晴らしいシャンデリアや、大きなキャンドルスタンド、世界各国からの扇、書斎には世界でも珍しい、そして重要な本の山、等と言い出したらきりがないほどの素晴らしい持ち物で埋まっています。ため息が出てしまうほどです。


今週のメニュー 

ペンネ・アラビアータ

御存知、ピリッと辛いパスタです

4人分 

オリーブオイル 大さじ3
玉ねぎ 小
1
ガーリック 1かけ

赤唐辛子 
12
トマト(生、又は缶詰) 750g

,砂糖 少々
パセリ・生のオレガノ 大さじ
2
パルメザンチーズ 

ペンネを茹でる鍋を火にかけます。

オリーブオイルをフライパンで熱します。


そこへ玉ねぎとガーリックのみじん切りをいれて、少ししんなりするまでいためます。


赤唐辛子の種を取った物を斜め切りにして上の玉ねぎに加えて、更にいためます。のどや鼻にツーンとくる時がありますから、注意してください。


トマトの角切りをそこへ加え約
10分ほど煮ます。

パスタを茹でましょう。


トマトのソースに塩と砂糖少々で味をつけて、火を消す直前にパセリと生のオレガノを加えます。


茹であがったパスタにソースと削りチーズを混ぜて出来あがりです。


赤唐辛子の量はお好みで加減してくださいね。