ピレネー山脈中の小国アンドラ
秋晴れがずーっと続いているカルカソンヌです。こんなに素晴らしい日はどこかへ出かけたくなります。ということで、１１日と１２日に１泊の予定でスペインとフランスに挟まれている小さな国アンドラへ行ってきました。初めてです。
アンドラという名前はあまり日本では馴染みがないかもしれません。アンドラはピレネー山脈の真ん中にある、金沢市と面積がほぼ等しい小さな公国です。冬になれば雪で真っ白になりますから、スキー客で賑わうところですが、冬だけではなく、アンドラには免税店があることで、隣国のスペインやフランスから週末になるとたくさんの買い物客がやってきます。アンドラの人口は約７９０００人、アンドラにやってくる観光客はなんと年間１千５百万人とか！！
秋晴れの中、ピレネー山脈の中にあるアンドラを目指して山道を登っていきます。我が家からアンドラまで休憩を入れて 約３時間のドライブです。道路の両脇に立っている白と赤の棒は、積もった雪の高さを確かめるものです。
アンドラは一つの国ですから、一応、国境を通り抜けます。アンドラに入るには、ジグザグの山道を走るか、トンネルを 抜けるかになります。山道は無料、トンネルは抜けたところで国境（税関）に入りますから、そこで約６ユーロを支払います。税関のお兄さんが「オラ！」と挨拶をしてくれて、おお～～、アンドラに入ったと感激。アンドラはカタルーニャ語を話しますが、スペイン語に近く、「オラ！」はスペインでも同じく挨拶の言葉です。ホテルやレストラン、どこでも挨拶は「オラ！」。なんだか親しみがわきます。
私たちが宿泊した５星ホテル、スポーツ・ホテル・エルミタージュ、ソルデュ。アンドラの首都アンドラ・ラ・ベリャへ到着する前の小さな町ソルデュにあります。スパが完備した素晴らしいホテルで、冬にはスキー客で大いに賑わうようです。私たちが行ったのはオフシーズンで、とても静かでした。
https://www.hermitagehotel.sporthotelsandorra.co.uk/
広いジュニアスイーツ。向こうに入り口、写真を撮っている私の後ろにテラスがあります。
テーブルの上に乗っていたウエルカムチョコレート。箱自体がチョコレートで出来ていて、その中にクリームチョコとフランボワーズなどの実。口の中でふわっと溶ろけて、おいしさにノックアウト・・・・。
テラスから見た景色。スキー場のゲレンデが間近にどんと広がっています。冬にはスキーやスノーボードで駆け下りて る人たちが一望です。右横にはスキー客のリフトやケーブルカーがありますが、今はすべて停止しており、冬に向けての準備が進んでいました。
ホテル自慢のスパ。大きくて素晴らしい。左の外にはゲレンデが広がっていて、温水プールに入りながらスキー観戦が可能。
太陽の光線と紅葉が美しい。
このホテルには６件のレストランがあるそうですが、オフシーズンの今は２件がオープンしていました。写真は、ジョン・クロードが注文したババロア・ラムを用意しているところ。ラムに火をつけて・・・
火のついたラムをババロアに浸しています。
スペインの人たちは食事を始める時間がとても遅いのですが、アンドラでも一緒でした。レストランは夜8時がオープンですが、その時間に行ったのは私たちだけで、他の客たちが来始めたのは９時、９時半、１０時になってから。１０時過ぎにやってきた若いカップルもいました。食事時間のサイクルが違います。
翌朝、注文していた朝食のルームサービスが届きました、がっ、その量の多いことにびっくり！！トーストパンが６枚 クロワッサンが６個、写真には写っていませんがクリームなどが詰まった菓子パンが山ほどあり、私たち二人には多すぎもいいところ。山盛りのフルーツボールが２つあり、セリアルも二つあるのに、これを全部食べる人がいるのでしょうか・・・？ ひょっとしたらこちらの人たちは大食い？
アンドラの街中。免税店が多く、タバコ、アルコール、香水などが安いので、週末になると隣の国スペインやフランスから買い物に来る人たちで賑わいます。私たちが行ったのは週半ばでしたが、それでも午後からの人出の多いこと。山の中にある街とは思えないほどの賑わいです。
ダリの作品。
アンドラのお役所前の広場で、ちょっと遊び心。
ヨーロッパで一番大きなスパがアンドラにあります。ガラスや鏡張りで、未来館のよう・・。
スパの入り口付近。超近代建築です。
お役所の広場から眺めたアンドラの街。
来週の水曜日から日曜日まで私はパリです。大きなヨガフェスティバルがあり、ジョン・クロードが仕事で会場内の1ブースに座ります。私はそのお手伝い。そして、ちょっとヨガもやろうかな、と思っているのですが・・・。
みなさまが素敵な週、そして素敵な週末を過ごされますように。