ワイン色の村、アッシニヨン
日本から帰ってきてすぐに行きたいと思ったのは、かなり山の上にある、総体的にワインカラーというか、赤、ピンク、紫などに塗られた村アッシニヨンです。目的はもちろん、今年ミシェランの1つ星をもらったレストラン、ラ・ターブルで食事をすることでした。
このレストランにはベルギー人の若い兄弟がシェフとして働いています。その二人に、私たちは日本から柚子をお土産に持って行きました。彼らが料理に柚子を使うのを知っていたので、柚子100%のプレゼントです。
太陽が隠れると少々肌寒く感じるほどの日でしたが、そのうちに太陽が輝いてくれて、気持ちの良い食事ができました。赤い傘の下にいるジョン・クロードも赤く染まっています。
食事を終えて、村の中心地に移動。と言ってもレストランから1分ほど歩いたところですが。気温が低めで涼しかったので、私はわざわざ太陽の中に座っています。日本の猛暑が嘘のようです。
ここはプティ・ターブル(小さなテーブル)と呼ばれ、レストランで出す食事よりも少しくだけたもの、例えばタパスやサンドイッチなどが食べられるところです。
テーブルもソファーも出ているので開いていると思ったのですが、どうやら私たちが行った月曜日は定休日のようで、誰もいませんでした。
いつ来ても、気持ちが明るくなる色合いの村です。
だ〜れもいない静かな空間。鳥の声とスーッと流れる風を感じながら、ひたすらリラックス・・・。
同じ日の夕方、ウオーキングに出かけた時。満月に近い月がカルカソンヌのお城の上に出ていました。ポストカードのような景色に旅行者たちが大喜びしていました。
これで夕方9時過ぎです。まだまだ明るい。
カルカソンヌに帰ってきて3日ほどは暑かったのですが、それから急に気温が下がり、最高気温は27度、最低気温は14度と、かなり涼しい日々が続いています。朝夕は寒いくらいですよ。日本の猛暑が夢だったみたい。
今週末はもう少し暑くなる・・・?
ヨーロッパが日本のように暑くならない(今年は1週間ほどフランス全土、ヨーロッパ全土が猛暑になったようですが)のは湿度が低いからだと思います。でもその湿気が肌や髪にいいことが今回日本に行ってわかりました。シャワーを浴びた後、ヨーロッパでは必ずボディークリームが必要な私ですが、日本では何も塗らなくてもしっとりしているのです。あれっ?と初日はびっくりしましたが、滞在中の1ヶ月間、全くボディークリームなしで過ごしました。そして、日本の水はヨーロッパの水に比べて柔らかいことも実感。湿度と柔らかい水のおかげで、日本人の肌や髪がしっとりしているのですね。いいな。