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カルカソンヌの紅葉

11月に入って時間が冬時間に変わると、夕方5時半にはもう外が暗くなり始めました。ほんと、早い・・・。
こういう薄ら寒い時期になると、私は中学1年生だった頃のことを思い出します。家族も揃い、何不自由のない毎日を送っていたのですが、心の中に隙間風が吹いていたような、ちょっぴり寒さが身に染むような、そんな感じがしていたことを思い出すのです。
それは、家族が九州の福岡から大阪に引っ越してきた時期と重なるからかもしれません。馴染みのない土地で感じる夕方の薄暗さ、冬ほどの寒さではないけれど羽織り物が要る寒さ加減。それらがどうも私の心を寂しくていたようです。そして、50年たった今でも、秋に突入するとき、ほんの一瞬ですが、この感覚が蘇ります。面白いものです。

さて、紅葉。アメリカやカナダで見た感激するほどの紅葉、ヨーロッパ、特に寒いスイスやドイツの森で見た素晴らしい紅葉は、私に秋のすばらしさを教えてくれました。京都の紅葉は、ずっと後になって知りました。
そしてカルカソンヌの紅葉はというと、やはり気候がマイルドだからなのか、鮮やかな赤やオレンジに紅葉する木々はあまりありません。緑から黄色になり、そしてダークな茶色に変化する木々がほとんどです。それでも、ひんやりする空気とともに、そこから秋の到来を感じます。

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つい数日前の、ミディ運河の貯め池の横にある散歩道です。木々がまだ青々としていて驚きました。

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この日はとても暖かい日で、夏服で歩く人もいたほど。雨が長期間降らないので、貯め池の水が随分と減っていました。

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川の向こう側に見えるのが(ちょっと見えにくいかも?)、私とジョン・クロードがウオーキングする川沿いの散歩道です。
プラタナスの木々が並ぶ道で、紅葉も落ち着いた色です。

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川の向こう岸に渡ると、いろんな動物が一緒に見られるパークがあります。動物園とも書かれていないし、個人所有のものにしては大きいし、未だに誰がこのような場所を作ったのか知らないのですが、広大な土地に、鹿、バッファロー、 豚、羊、ラマ、牛、鴨、ガチョウ、ロバなどが一緒に住んでいます。それぞれ動物の種類は違いますが、お互いに争うこともなく、みんな平和に行動していて、見ているだけで癒されます。 人間もこのようにならないかな、と思ってしまいます。

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バンビもいました。写真を撮ろうとしたら寄ってきました。可愛い・・。

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ツノの生えたお父さん鹿?、そして横にいるのはお母さん鹿?静かに太陽の暖かさを楽しんでいます。平和・・・。