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ミディ運河の船上

北フランスに住んでいる友達から、ボーイフレンドの船でミディ運河を下ってきて、今カルカソンヌ近くの船着場にいるので会いに来ない?と連絡が入りました。
調べてみると車で10分ほどのところです。私とジョン・クロードは、旅行者用の船でミディ運河を下ったことはありますが、個人所有の船に乗ったことがなくて、これはいい機会だと早速行ってきました。

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到着してみると、カルカソンヌの町にある港とは比べ物にならないほど自然がいっぱいの静かな場所で、鳥の声だけが聞こえてきます。ふ〜〜っと癒され感満載。船着場の岸にはピクニックができるようにベンチがいくつも作られていて、の〜んびりできます。こんなところがあるなんて知らなかった。写真の右上に見える白い船は、今通過しているところです。

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左の女性が私たちの友達、真ん中の男性が彼女のボーイフレンド。彼女は65歳、彼は75歳。まだまだ元気で人生を楽しんでいます。私たちが座っている場所は船上のデッキで、屋根の代わりのテントは取り外し可能だそう。

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彼女とボーイフレンドは知り合って3年ほどですが、夫婦のようにいい感じで仲良くしています。年に半分ほど、彼の船で一緒に暮らす以外は、それぞれが別の場所に住んで生活しています。いいね。

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ボーイフレンドの船の外観。初めて見せてもらった船内は思った以上に広くて快適です。ちょうどボーイフレンドの娘家族が来ていて、数日一緒に過ごしたようです。私たちの女友達ともすっかり打ち解けていて、嬉しい。
4歳と8歳の男の子、そして11歳の女の子の孫が3人いるのですが、3人ともそれは可愛くて、私はずっと見ていたいくらいでした。

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べちゃくちゃとお話をしている間に、どんどん他の船も岸に横付けし始めました。ちょうど12時だったので、みんなお昼ご飯を食べようと思ったようです。船は車と違ってエンジン音が聞こえないので静かだわぁ〜。

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一隻の船が岸に横付けしたそうだったので、早速ボーイフレンドがそのお手伝いに出て行きました。彼は長い年月、海の上で仕事をしていたそうなので、船には詳しいとか。そうそう、運河を船で渡るときは、船の運転免許証は必要ないのだそうです。まぁ、少しは知識がないと、運河といっても波が立つことがあるのでアタフタすることもあるようですが、誰でも運河クルーズができるということです。