カルカソンヌのお城にアート
4月15日のフランス便り(カルカソンヌ便り)にも少し書きましたが、カルカソンヌでユネスコに指定されているお城に今年の4月ごろから黄色いペンキが塗られるようになりました。それも綺麗に塗っているのではなくて、あちらに少し、こちらに少しと奇妙です。
ウオーキングをしながら、何だろうと思って見ていたのですが、実は、これはスイス人アーティストによるアートでした。
上の写真はウオーキングコースから見たアングル。
カルカソンヌの市民の中には、私たちのユネスコのお城に色を塗るなんてとんでもない、私たちの税金を使ってやっているのか?などと反対する声もあったようですが、アートはついに5月に完成。私もそのアートを見に行ってきました。
この黄色い色は、お城のほんの一部、裏口に当たるところだけに施されています。この写真は、お城の裏側から入り口に向かって登って行っているところです。
もう少し登って、黄色い色がよく見えるようになりました。それにしても曼荼羅です。
さぁ、坂道をほぼ登りきって、入り口はすぐ右横。
タララ~~ン!そう、同心円のアートだったのです。真ん中に見えるのが入り口。すご~~い!!タイムカプセルで何処かへ行けそう!
入り口の前に立って見ました。同心円の中に吸い込まれそうです。後の入り口(お城のメイン入り口ではありません)を通ってお城の中に入っていけます。
この同心円を作るために大きなお城に黄色い色を塗っていく作業。大変だったと思うし、どんな風に計算するのか・・?
ちなみに、黄色い色はペンキではなくて、プラスティック混合の紙を接着剤で壁に貼り付けたものでした。私が自分で触って確かめました。それにしても4月と5月は雨の多い月だったのに、よく剥がれずに残っています。このアートは9月まで続きます。
空には半月。中世の人たちが見た月と同じ月が・・。
坂を下りながら、改めてこのアートに感激している私です。すごいなぁ~~!
カルカソンヌにも暖かい日がやってきて(30度にもなる日が・・)、急な温度の変化で早速風邪をひいた私です。でも、すぐに治りました。
笑顔がたくさんある、幸せな日を過ごされますように。