初夏と日本旅券
5月を過ぎて6月になっても寒さが残るカルカソンヌでしたが、やっと今日、初夏のような日差しが空いっぱいに広がりました。雲ひとつない青空の美しいこと。あぁ、この暖かさを待っていたのです。
いつものウオーキングの道。木々の葉が鬱蒼と茂り、心地よい影を作っています。
この日は週末。家族連れがピクニックをしていました。フランスの公園にはこうしたテーブルと椅子がたくさん設置されています。高速道路のサービスエリア以外でも、休憩場所としてピクニック用のテーブルとトイレが設置されているところが多くあり便利です。
一本だけ、すっと水辺に咲いていました。綺麗!
さて、日本旅券。
去年の11月から申請をしていた私の日本旅券、やっと先月の5月中旬に発行され、手元に届きました。
7ヶ月もの間、この瞬間を待っていた私は、お電話で「旅券を発行いたします」とマルセイユ日本領事館から連絡を受けた時は、あまりの嬉しさに飛び上がって大声で叫びそうになりました。旅券が取れなくて心配のあまり病気になりかけた私なので、この喜びはとんでもなく大きくて・・。
外国生活今年で46年目になる私です、色々と事務処理に時間がかかったようです。
私が日本旅券を申請した理由は、私の人生の最後を日本で過ごそうと思いたったからです。
去年の9月の日本旅行でジョン・クロードが大の日本好きになり、と同時に、46年の間、いろんな外国に住み、それぞれ違った外国語で暮らしてきた私に、これからは日本語でゆっくり暮らして欲しいと彼が思ってくれたからなのです。
いろんな国の生活様式に触れながら暮らすアドベンチャーライフも、そろそろ卒業かなと思う私。
と言いながら、日本行きもまた私とジョン・クロードにとっては大きなアドベンチャーです。
日本に行くときはスーツケース数個だけ。今持っているものは全て置いていきます。家具も電気製品もベッドも何もかも。気に入っている洋服を数枚と靴数足だけ持って行こうと思っています。あとはまた日本で買えばいいやと。笑 どこに住むことになるのかわかりません。アドベンチャーです!
とりあえず、この7月にまた1ヶ月、日本に行きます。色々調べてきます。
人生、楽しめる時に楽しんでおきましょう。