カルカソンヌの花火
先日の日曜日で3週間続いたフランスの自転車競技ツール・デ・フランスが終わりました。
優勝したのは、全般からずっとトップを維持してきたイギリス人のクリス・フルームさん。濡れた道路で転倒したり、伴走しているオートバイに自転車を壊されたりというアクシデントもありましたが、良いチームメイトに支えられて、めでたく優勝しました。おめでとうございます!
ツール・デ・フランスのTV放送はだいたい午後の3時頃から始まり、昼食を食べ終えた私とジョン・クロードはソファーに座って観戦しながらそのまま昼寝をする(笑)というのがここ3週間の日課になっていました。その競技が終わってしまった今、何か気が抜けたような感じで・・・。
別にツール・デ・フランスがないと昼寝ができないということではないのですが、夏の風物詩といえばツール・デ・フランスで、私は毎日観戦しながらフランスの風景も楽しんでいましたから、その習慣がポッと終わってしまって、ちょっと寂しいです。
でも、夏はまだこれからですね。我が街の駅前や中心地で開かれている夜のコンサートの音が、時々我が家まで聞こえてきます。日本の夏祭りで聞こえる笛太皷のようなものでしょうか。音はちょっと違いますが・・。
でも、このコンサートは7月いっぱいまでです。8月に入るとたくさんの人たちが(店舗や映画館なども)夏休みを取るので、街は静かに(空に)なります。ただし、旅行者の数は増え続けるでしょう。
私とジョン・クロードは、去年の7月と8月は半分トスカーナ、半分カルカソンヌの生活をしていたので、はっきり言ってカルカソンヌの 8月の雰囲気はまだわからないのですが、フランスで観光客に一番人気のある場所がパリのエッフェル塔で、次がカルカソンヌだそうですから(カルカソンヌにはユネスコに認定されたお城と運河があり、二つもユネスコがある街はカルカソンヌだけだとか)、これからますます旅行者が増えることは間違いありません。数日前、シテの中にあるレストランに食事に行ったところ、お城の狭い入口に旅行者があふれていて、通り抜けるのが大変でした。
そんな中、普段は見かけない日本人旅行者も数名ですが見かけて、遠いところをよくいらっしゃいましたと嬉しくなりました。
これからますます暑くなりますが、暑い夏とうまく付き合って、楽しい日々を過ごそうと思います。皆様も素敵な夏をお過ごしください。
7月14日のフランス革命記念日に、我がアパートの屋根の上で見た花火の写真をご紹介します。私は日本の花火が世界一だと思っていますが、カルカソンヌのお城の上に上がる花火もまた違った趣があり、素敵です。
シテ(お城)の入口
ライトアップに浮かぶシテ
シテの周りには壁が2重になって作られており、その二つの壁の間に花火が仕掛けられます。夜10時半から始まる花火は、朝5時から50人の職人さんによって 仕掛けられるそうです。
お城が炎に包まれた様子を表しています。
最後の打ち上げ花火
最後に、これでもかと大きな花火が上がります。お城が浮かび上がって綺麗。