ホリデーシーズン
このところ、カルカソンヌの街に観光客の数が急に増えました。
もちろん、6月に入ってから目立つようにはなっていたのですが、ここ数日は、観光バスで乗り込んで来る旅行客が増え、街ではドイツ語、スペイン語、英語などが飛び交い、アジアからの観光客もわずかですが目に付きます。ほとんどが中国や韓国からの旅行者ですが。
カルカソンヌの街は、フランスではパリに次いで2番目に多くの観光客が訪れる街だと言われています。
街自体は小さいので信じがたいのですが、Cite(お城)が世界遺産になっていることもあり、観光客には魅力のある街なのでしょう。
実際、パリのように大きくもなく、また郊外にある小さな村でもなく、歩いて行ける範囲に全てが揃っているこの街が、私は大変気に入っています。お城も我が家から歩いてすぐですから、信じられないくらいです。
冬は本当に静かなカルカソンヌの街がこのところ大変に賑わっているわけですが、カルカソンヌから旅行に出かける人も増えました。バケーションシーズンです。
我が家の上に住む大家さんは先週の土曜日からギリシャのサントリーニに行っています。帰るのは今週末のよう。
大家さんの向かいに住む高齢のご夫婦は、6月の初めから息子さんが住むスペインに行っており、帰ってくるのは10月だそうです。
階下に住む犬の奥さん(いつも小さな犬を抱えているので)は今週末に休暇に出かけ、1週間ほどで帰ってくるけど、あちらこちらに別荘があるので、夏はこのアパートにいないことが多いとか。
大家さんも地中海の海辺に別荘を持っているので、夏になると1週間や2週間の予定で何度か出かけていきます。
我が家の向かいに住む若いご夫婦は、この4月にご主人がサンフランシスコに転勤となり、ご主人はすでに移住し、奥さんと二人の子供達は6月末に行くことになっています。帰ってくるのは2年後・・?
賃貸の私たちを除いて、他の住居者たちは全員がアパートの持ち主ですが、それにしても、いつも静かなアパートが、この夏はさらに静かになりそうです。
そして、私とジョン・クロードも今週の土曜日からトスカーナへ行くことになりました。
トスカーナからフランスへ移住した私たちは、トスカーナでお世話になった税理士さんのところを閉めることになっていたのですが、税理士さんの予定で今年の6月になってしまったのです。
トスカーナへ行くのなら、せっかくだからバケーションも楽しもうと、私たちは土曜日早朝に出発してその日はフランスとイタリアの国境の町モントンで1泊。翌日トスカーナへ向かい、以前よく行った地中海の海辺に立つホテルに1週間滞在することにしました。
その間、トスカーナでお世話になった人たちや友達にも会いに行く予定で、今から再会が楽しみです。
久しぶりのバケーション、楽しんできます。
皆様も素敵な日々をお過ごしください。
6月初旬にやってきたスイスの友達を手巻き寿司でおもてなし。何を作るか言っていなかったのですが、彼女のほうが「寿司、寿司、寿司」と頭の中で願っていたようで、寿司ネタの並ぶテーブルを見て喜び回っておりました(笑)
ミディ運河の元になる水源の池。この秋に水を抜いて掃除をする予定だそうで、ぜひ見に行こうと思っています。これだけの水をどこに流すのか、不思議です。
春から初夏にかけてふわふわと空気中を浮遊している綿のようなものが積もっていました。一瞬、雪のようで、びっくりします。5mほどの幅の道が真っ白でした。トスカーナでも見ましたので、アカシアの木から飛んでくるのかなと思っていますが、はっきりしたことはわかりません。
池の周りに続く道。木々のトンネルの中を歩くようで、癒されます。