インドの定食・ターリー
昨晩は、久しぶりにインド料理を作りました。ターリーです。ターリーとは、インドの定食屋さんで出される料理で、アルミや銀製の小さな丸いボールにいろんなおかずが出てくるものです。そこに希望でライスやチャパティやナンなどが追加されます。
ターリーの定食屋さんでは、入ってテーブルに座るとすぐに大きなお盆に小さなボールがたくさん乗ったものが出てきます。そこにウエイターがやってきて、ボールに次々とおかずを入れていきます。料理の注文はしません。日替わり定食が決まっていて、みんな同じものを食べます。ただし、好き嫌いがありますから、嫌いなものはいらないと言えばいいのです。
インド人は、器用に右手だけを使って食事をします(左手はトイレで使うので不浄とされています)。カレーをスプーンでとってご飯の上にかけ、それを右手でさっ、さっ、さっとこねて、小さなボール状になったものをポンと口に入れます。なんだか、子供が見たら喜びそうな食べ方ですが、慣れないと手だけがぐちゃぐちゃに汚れて食べ物が口に入らないことに。
私が何度か通ったプーンのターリー店の奥には水道が4つほど並んでいました。食べる前や後に手を洗えるようになっていて、インド人たちも利用していました。これはいいサービスだと思います。水道が設備されていないターリー店はインドにはたくさんありますから。
さて、ターリー店は食べ放題システムです。ウエイターが常時周りを歩いていて、ボールの中身がなくなったと見ると、さっと補充して行きます。ライスやチャパティもしかり。気をつけていないと、後でお腹がパンパンになります。
私が昨晩作ったのは、写真左からレンズ豆のダール、野菜たっぷりカレー、そしてほうれん草のパラクパニール。パニールはチーズですが、チーズも豆腐も冷蔵庫になかった私は、茹でたジャガイモを入れました。これも美味しい。最後の白いものはマンゴラッシー(マンゴーと豆乳ヨーグルト)です。
お皿のバスマティライスの横に取り分けて、これからいただきます。スパイスで口の中がピリピリしてきたら、少しマンゴラッシーを食べて辛さを鎮めます。昨晩のカレーは、私も驚くほどおいしく出来上がりました。カレー好きなジョン・クロードも大満足だったようです。嬉し。
みなさまが素敵な週末を過ごせますように。