日本映画「万引家族」
2019年に入った途端にこちらはとても寒いのですが、日本もそうでしょうか?
そんな寒い朝も、土曜日の朝市にはものすごい人出です。地元の人たちは朝市が大好きなようです。
カルカソンヌの中央広場で開かれているアイススケートリンクも明日で終わり。街中のクリスマス飾りも月曜日には取り除かれるでしょう。そして来週早々、学校も始まり、いよいよ2019年の始まりー!ですね。
先月(12月)の初め、フランス女優ジュリエット・ビノシュさん出演の日本映画「Vision」を見に行った時、カンヌの国際映画祭でパルムドールを勝ち取った日本映画「万引家族」がもうじき上映されると画面に出たので、慌て者の私は次週の12日にやってくると思い、このカルカソンヌ便りにもそう書いたのですが、実際には、12日にパリなどの大きな町の映画館で上映され、わが町カルカソンヌの小さな映画館にはやっと今週やってきたのでした。
私はもちろん喜び勇んで見に行きました。
小さなカルカソンヌの映画館は、小さいだけではなくとても古くて、椅子も壊れているものやチューインガムがくっついたものが多いので、まずは綺麗な椅子を探すところから始まります。でも、一旦座席に座ると、日本映画だからか毎回観客が少なく、貸切状態で見ることができるのがいいところです。
でも、今回の「万引家族」は音声が小さくて、日本人の私でさえ日本語が理解しにくいので、始まってすぐに私は席を立って階下の切符売り場に行き、音声をもう少し上げてくださいとお願いしたのですが、そこにいた女性は機械のことはどうもよくわからないようで、結局最後まで音声は小さいまま。仕方がないので私は画面の下に出てくるフランス語の字幕を読んでいたという情けない話。
でも、久しぶりにいい日本映画を見ました。こういうのが世界でも認められる映画なのだなぁ、と思ったのでした。
毎年1月・2月が一番寒くなります。自分の体調に気をつけてあげましょう。