上はフルヴィエールの丘から見たリヨンの街
リヨンのレストラン
世界遺産のリヨンは美食の街でもあるそうです。なんでもその昔、イタリアやスイス、ドイツ、そして南フランスからリヨンを抜けて旅する人や商売をする人がたくさんいて、リヨンはその途中の休憩場所で、宿泊したり食事をしたりした街なのだそうです。それで、リヨンにはブッションという日本語で言えば大衆食堂(肉料理が多い)のようなレストランがたくさんあります。もちろん、それ以外にも有名なレストランがたくさん。何しろ美食の街ですから。
4月7日の金曜日、私の誕生日を祝うために行ったレストランは、「takao takano」というシェフが日本人のフレンチレストランでした。
夕食はどうしてもたくさん食べすぎるので、私たちがレストランへ行くときは普通、昼食に行くようにしています。
リヨンに行く前からネットで探していたレストランで、ホテルから公園を抜けて歩いて行ける距離と知って、良いお天気の下、私はジョン・クロードと一緒にてくてくと歩いて行ってきました。そして、本当に間も無くレストランに到着しました。下の写真がそのレストランです。街の真ん中ですが割りに静かな場所です。
レストランの玄関前。窓に街の様子が写っています。
3つほどのメニューがあり、「こちらが一番軽いメニューです」と言われたメニューを注文しました。
上はアミューズブッシュ。周りのスープが固まっていて茶碗蒸しのような一品でした。私は茶碗蒸しを思い出し、ジョン・クロードは「美味しいー!」と感激していました。
前菜。春の野菜がいっぱいです。イカも口当たりが良くて、野菜とよくマッチしていました。
またまたメインのお皿の写真を撮り忘れてしまいました。食べかけの写真でごめんなさい。お魚料理です、笑。 小さくて丸っこいのは新じゃが、その横にアーティーショック。美味しかった。
デザート。タルトタタンのミニチュア編。下に敷かれているリンゴがトロトロで、口の中で溶けました。
横に座っていた女性3人組の一人のデザートにろうそくが一本立っていたので、「ああ、今日は彼女の誕生日なんだ」、と私がジョン・クロードに言うと、実はジョン・クロードが予約を入れた時にも、何かのお祝いですかと聞かれたので、妻の誕生日なんですと伝えたらしいのですが、どうも私の場合は忘れられてしまったようです。あらら・・。
コーヒーについてきたお菓子。チョコチップスとマドレーヌ、どちらも焼きたてでほかほかでした。
私たちのテーブルの横でお若い日本女性が一人で食事をされていました。彼女は一番大きなメニューを注文されたようで、私たちよりも料理の数が多く、その度に違ったワインを注文されていましたが、まさにここの料理を味わうために来ましたという様子。写真はデザートの前に出てくるチーズ(彼女のメニュー)。男性がチーズの名前をあれこれと英語で説明していました。
彼女はたくさん食べて、たくさん飲まれていましたが、レストランを出るときは顔色ひとつ変わっていらっしゃらなくて羨ましかったです。
リヨンで私たちが行ったレストランは、「Takao Takano」以外に色々ありますが、私たちが滞在したホテルのレストランにはミシェランの「美味しいレストラン」の評価をもらっているシェフがいるそうで、本当に美味しかったです。
ただし、土曜日と日曜日の週末は開いていないので(!?)、他を探すしかありません。
土曜日、日曜日はジョン・クロードが仕事だったので、私がレストランを探すことになったわけですが、日曜日のレストラン探しが大変でした。
というのも、ほとんどのレストランが日曜日はお休みなのです。ネットで探し回って、
やっと見つけたのが、「L'Archange」でした。日曜日も開いていることを知って、早速私は電話をしましたが、夜しか営業していないようで誰も電話に出ません。それで、メールで予約を入れたところ、30分ほどしてメールで返事がありました。
うまくテーブルが取れました。小さなレストランですが、35ユーロのメニューが一つあり、その中から前菜やメイン、デザートが選べるようになっています。中はちょっと暗くなっているので大人の雰囲気ですが、サービスをしている若い男性が感じ良くて親切で(英語も話します)、
食事ももちろん美味しくて素敵な時間を過ごしました。
お料理の飾りに蓮が乗っていたので、シェフは日本人かなと思い聞いてみたところ、日本人、韓国人、それからどこかのアジア人のミックスです、なんてサービスの人が言っていましたが、本当に美味しい本格的なフレンチでした。 またリヨンに行くことがあれば、必ず再訪したいレストランです。
「Takao Takano」は、味は素晴らしかったのですが、sホールの雰囲気が少し冷たかったのが残念。
次回はリオンの街を(少しだけ)ご紹介します。
今日も素敵な日をお過ごしください。