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マルセイユ

昨日、ジョン・クロードが発給していただいたビザを受け取るために、マルセイユ領事館に行ってきました。
マルセイユに行くのは初めて。自分たちの車がないので電車で行くことに。
カルカソンヌ駅からマルセイユ駅まで乗り換えなしのインターシティで3時間とちょっと。駅から日本領事館までタクシーで30分弱。往復7時間の旅です。コロナ感染でロックダウンになってから3ヶ月間も遠出をしていなかったので、大丈夫かな?と少々心配しながら出発。

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列車内ではマスク着用は義務付けられています。私たちが利用したのはファーストクラスですが、座席の半分ほどが埋まる程度で、安心して座っていられました。
ただ、カルカソンヌの駅からマルセイユの駅まで、そしてタクシー内もマスク着用で、さらに領事館内もマスク着用を求められているので、昨日は行って帰ってくるまでの合計9時間も(領事館近くで持参したお弁当を食べた以外は)マスクをつけっぱなしだったので、慣れない二人は少々酸素不足のような気分に陥りました。
コロナ感染患者の世話をしていらっしゃる医療関係の方達は、それこそ朝から夕方までマスクをつけっぱなしですから、大変なお仕事だと思います。

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マルセイユに近ずいたところで列車内からのスナップ写真。大きなフェリーボートがたくさん停泊していました。でも、コロナ禍のため、現在は利用者が全くいないそうです。タクシーの運転手さんが言っていました。みんな大変ですね。

マルセイユは初めてで、コロナ感染がなければどこかのホテルに1泊して、美味しい魚介類のレストランで食事を楽しんだのにと思うところですが、今の状況ではレストランへ行く気持ちにもならず、ビザを受け取って即リターンした1日でした。

マルセイユの海は太陽の下で蒼く輝き、ビーチには沢山の人たちが日光浴を楽しんでいました。イタリアとフランスの国境にある街モントンを思い出した。マルセイユの方がずっと大きな街ですが。これがヨーロッパの海沿いの街を見る最後になるな。今まで沢山楽しんだから、もういいね。
今週一杯、周りの片付けを済ませたら、来週の水曜日にはホテルへ出発。翌日木曜日にテゥルーズ空港に向かい、KLMでアムステルダムまで行き、そこから関空へ向けて出発します。いよいよ、47年間過ごしたヨーロッパとお別れです。時々寂しくなるかもしれないけれど、今は日本での生活が楽しみです。特にジョン・クロードと一緒に過ごす日本は楽しいだろうなぁと。私の人生の最後のチャプターを日本で過ごせることは、私にとってとてもいいことかもしれない。楽しく過ごしたいなと思います。