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パリ祭

7月14日は、フランス革命記念日。日本ではパリ祭で知られているようです。
パリ祭の夜はフランスのほとんどの街で花火が上がるようで、その中でもカルカソンヌの花火はパリの次に有名だとか。世界遺産になっているシテ(城壁)から上がる花火ですから、ちょっと他の街では見られないものなのかもしれません。

pari-fest

実は私のアパートのキッチンの窓からシテが見えるのです。全体ではなく上部だけですが、花火は上に上がりますから、そこからでも十分に花火が楽しめます。でも、私たちは毎年アパートの屋上に行って見物します。
カルカソンヌに来てから今年で4回目の花火です。最初の花火は、私たちがまだアパートに入っていなかった時で、地元の人たちと一緒に河原で見学し、翌年からはアパートの住民たちと一緒に(5〜6人程度)屋上で見学しました。今年は誰と一緒かなと思いながら屋上に行ってみると、なんと私とジョン・クロードだけ!貸切!
(後で入った情報ですが、60万人がカルカソンヌの花火を見物したそうです)

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こちらの夜は10時半にならないと暗くならないので、花火は10時半に開始。

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毎年ある、シテが燃えているかのような花火。実際に見ると迫力あります。


盛大に上がる終盤の花火。今年も素敵でした。

そして、翌日はW杯の決勝戦がありました。フランス対クロアチア戦。フランスが準決勝で勝った時でさえ、サッカーファンは興奮のため、夜中過ぎまでプープープープーと車のクラクションを鳴らし続け、大声をあげて騒いでいましたから、決勝で勝ったらどうなるのかと、少々心配していましたが、結果、フランスはめでたく優勝することになり、結果、外は大変な騒ぎでした。カルカソンヌでは、駅前の公園に大型スクリーンが貼られ、たくさんのファンたちが一緒に応援したようです。そうなると騒ぎも一層大きくなります。
決勝戦は夕方5時から始まり、終わったのは7時ごろ。そしてTVの中では優勝カップの授賞式が始まりました。ご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、その時、サッカー球場に急な雨が降り始め、アレヨアレヨと言う間にそれは激しい雨に。球場にいる選手もサポーターたちも完全にずぶ濡れです。まるでシャワーの中にいるような。プーチン氏も濡れていました。
そして、これは偶然なのか、カルカソンヌでもサッカーファンが興奮の渦の中にいる夜10時ごろ、なんと雷が鳴り始め、そうしてかなり激しい雨が降り始めたのです。雹まで降りはじめて、外で優勝祝いをしている人たちを一気に静まり返してしまいました。ということで、決勝戦の夜は、準決勝の時よりも早く静かになったのでした。

ただ、パリのシャンゼリゼはカルカソンヌどころではなかったようです。大勢の人たちが優勝を祝っていたのですが、夜も更け始めた頃、大勢の若者が暴力をふるいはじめ、シャンゼリゼにあるブティックやキオスク、そして駐車している車などを壊したり火をつけたりして、結局300人が逮捕され、2人が亡くなったそうです。
夜が明けたシャンゼリゼは、焼けた建物や壊れた窓グラス、そして捨てられたゴミなどが散乱して信じられないほどの醜い光景。
これがフランス。私の好きなフランスだけに、残念なことです。


タイの洞窟に入って出られなくなっていたサッカーチームの男の子たち13人が全員無事に救出されて、本当にホッとした私です。寿司が食べたいと言っていた男の子、早く退院して美味しい寿司が食べられますように。