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イタリアレストラン再オープン

カルカソンヌに来てから見つけた隠れ屋的なレストラン(自然食品をたくさん使った本格的なフレンチ)のオーナーが、以前経営していたイタリアレストランを4月に再開しました。
このオーナー、昔は20人ものスタッフを使う大きなレストランのシェフだったのですが、大病をしてから小さなお店に移り、自分の身体のためにも、できる限りオーガニック食材を使ったメニューを出しています。
その彼のレストランの前に、どうも小さなレストランらしい入り口があるのを以前から見ていました。実はこのレストランも彼が経営していた純イタリアンレストランだったのです。大病した後閉めていたのですが、それを知ったミシェランの関係者がシェフに連絡を入れ、あなたのイタリアンレストランは未だにミシェラン推薦のお店として名前が載っているので、再オープンを考えてみませんか、と言われたようで、いよいよ再開となったようです。
「60歳を目の前にして新しいプロジェクトを始めたりしていいのかな、なんて思うけど、どんどんやる気が出て来るんだよ」とシェフ。奥様も彼に影響されたのか、綺麗にお化粧して真っ赤な口紅を塗るようになり、以前に比べるとずっと若々しくなりました。新しいチャレンジは気分を高めます。

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これが純イタリアンレストラン。ロベール(シェフの名前)のカンティンという名前で、どこもかしこもイタリア色。内装も、イタリアの郊外にあるお店のような風情です。

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窓にもイタリアの国旗。テーブルや椅子など形がまちまち。

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店内。天井の梁に大きなワインの瓶が下がっています。

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パスタ、パンなどはオーガニックの粉を使用。ソースも手作り。簡単なイタリアレストランに見えますが、手間暇かけて作られたイタリアンです。ミシェランに推薦されるだけあります。
私たちは、初日はパスタを食べましたが、2回目はピッツアに挑戦。直径20cmほどの小さなピッツアですが、まさにイタリアの味。料金も他のピッツア屋とほぼ変わりません。私たちはピッツアの前に野菜のグリルを頼みました。

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デザートももちろん手作り。最初の日はティラミスでイタリアで食べたものよりも美味しくて感激。この日は、パンナコッタ(上の写真)でした。私はデザートを注文しなかったのですが、一緒に味見ができるようにとスプーンを二つつけてくれました。美味しかったー。

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イタリアのエスプレッソコーヒーです。手前のチョコレートはすでに半分かじっています。
フレンチのように構えなくてもいいレストランで、メニューもすぐに出てくるので、これからお昼も流行ると思います。
しっかり食べたい時はフレンチの方へ行き、軽く食べたい時はイタリアの方へ行く。私たちも通いそうです。と言うか、カルカソンヌに本場のイタリアレストランができたということが、なんとも素晴らしい!!カルカソンヌ、いいところ!

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見てください、カルカソンヌにもだまし絵の建物がありました。どの窓が本当の窓だかわかりますか?

今日も素敵な日をお過ごしください。