ロールアイスクリーム
猛暑が過ぎて涼しくなっていたカルカソンヌは、今週からまた30度を越す日々。やっと涼しくなって、やれやれと思っていたのに、この暑さはちょっとしんどい。
でも、この暑さも今週で終わりのようなので、暑さから逃れるためと最後の海を楽しむために、風のない日を選んでいつもの海(地中海)へ行ってきました。そこで発見したのが「ロールアイスクリーム」。
ちょっと写真が小さくて読みにくいのですが、壁に「Ice Cream Rolls」と書かれています。ジョン・クロードの後ろにある黒板にいろんなアイスクリームのフレーバーが書かれていて、自分の好きなフレーバーを選んで注文するのですが、いつものボール状のアイスクリームが出てくると思っていた私たちは、このあとびっくりさせられます。
私たちがテラス席に座っていると、すぐ後ろで、シャキ、シャキ、という音が。何だろうと振り向くと、お店の女性が鉄板状の上にできた白い霜のようなものをヘラで刮ぎ始めています。「アイスクリームを作らなくておいておくと、すぐに霜ができちゃって」という彼女。彼女の言う意味がわからなくて見ていると、私の注文したフレーバーを次から次に冷凍鉄板の上に置いていきます。えっ・・?
私が注文したクッキー、ピスタチオ、そしてバニラクリームを鉄板の上に流すと・・・
全てが瞬時に凍り、それを彼女はお好み焼きで使うようなヘラを使って剥がしてはこね、・・・
こねては剥がし・・・
最後に、よく混ざったフレーバーを冷凍鉄板の上に薄く伸ばして・・
それをヘラで薄く剥がしていきます。
そしてできたのがアイスクリームのロール!!う〜〜ん、なんと・・・!!
カップに入って出てきたところ。これは小さなカップですが、大きなカップを注文するとロールも大きくなっています。このロールアイスクリームの出来には、心底びっくりさせられました。聞くところによるとこれはタイ式だとか。タイに行くと見ることができるのでしょうか?とにかく、私とジョン・クロードには初めて見るもので、びっくりするやら感激するやら。全てのフレーパーが混じったロールアイスクリーム、おいしかったです。かなりいけます。
作るのに少々時間がかかるので、時間がない客には喜ばれないとか。そうかもしれません。でも、着色料などは入っておらず、自然のフレーバーを使っているアイスクリームに私たちは即ファンになってしまいました。南フランスに住んで3年目にやっと見つけた海辺のロールアイスクリーム屋さん。来年の夏も必ず食べに行きます。
8月も残りわずか。暑さももう少し。楽しみましょう。