夏の思い出
ここ数日、木々の緑が茶色に変わりつつあるのが目に見えてきました。ブドウの収穫も始まり、夏が秋に変わろうとしています。
暑い夏は早く過ぎて欲しいと思っていましたが、秋の訪れが見え始めると、なんだか夏が懐かしくなる今日この頃。
今年の夏、私は2度、海に行きました。トスカーナに住んでいた時の夏は、週に最低1・2度は海に行って真っ黒に日焼けしていましたが、そんな日が、なんだかもう遠い昔のようです。時とともに自分自身も変わります。
上の写真は、今年2度目に行った時のものです。釣り人がビーチにずらっと並んで魚を釣っていました。みんなたくさん釣っているのです。針はそんなに遠くまで行っていないので、魚がビーチ近くまで来るのでしょう。長さ30cmほどもある魚も釣っていました。釣った魚をどうするのか、きいてみればよかった・・。
一応、11時まで魚釣りをしていいように決められているようですが、海水浴客が少しづつ増えてくると、釣り人たちは道具をたたんで引き上げてくれます。嬉しい。
一人で海岸を歩いていた時、珍しく貝拾いをしたくなって拾ってみました。20数年前にオーストラリアを6ヶ月ほど旅行した時、綺麗なビーチで貝を探したことを思い出しました。こちらで拾ったのは全て小さな貝で、一番小さな貝は3mmほどしかありません。 ビーチの写真パネルが我が家の壁にかかっていたので、その上に置いて撮ってみました。
夏の思い出といえば、カルカソンヌで毎年開かれるサマーフェステで、フランスのバンドCocoon(コックーン)のコンサートを見ました。ネットでは、2006年に結成された2人組のフォークグループだと書かれていますが、私たちが見たときは5人のグループでした。ギター、ピアノ、ドラムなどで盛り上がっていましたが、歌は、やはり癒し系で、私の好きなタイプのグループです。面白いことに、彼らはフランス人でフランスのバンドなのに歌は全て英語。その英語に全くフランス語訛りがないのには驚きます。
ムール貝は今が旬。もうほとんど常連客になってしまったカルカソンヌにほど近いブラックマウンテンにある小さなティーサロンで、今日、美味しいムール貝をいただきました。昨日、モン・サン・ミッシェルから届いたばかりという超新鮮な貝。ムール貝はモン・サン・ミッシェルのものがベストだそうです。
食べるときは、一つの殻でムール貝の身を挟んで口に運びます。ちょうどお箸のように。
ティーサロン・スペシャリティのチョコレートケーキ。卵、小麦粉、砂糖を使っていなくて超健康、そしてとっても美味しい、お店の手作りです。
みなさま、残り少ない夏の日を大いにお楽しみください。
カルカソンヌのサイトが日本語で読めるようになりました。
http://ja.tourisme-carcassonne.fr/