フレンチデザート
9月に入りました。9月という数字を見ると秋を感じてしまう私ですが、なんと今年はその通り、9月に入った途端に涼しくなりました。
8月末と比べると気温が10度も低くなったのには驚きます。朝晩は15度前後、日中で25度前後で、家にいても涼しいので風邪をひかないように気をつけているところです。
暑くてぐったりした猛暑日は、いよいよ過ぎ去ったようです。やれやれ、ホッとします。
9月に入ってもまだ旅行者がたくさん歩いているカルカソンヌですが、今週の水曜日、私とジョン・クロードは、シテ(お城)の中にあるレストランへ行って来ました。ここへ来た当時はシテに何度か行って観光らしいことをしましたが、それ以来シテに行くことがあまりなくて、今年は全く行っていなかったことにびっくり。
本当は別の場所にあるレストランへ行きたかったのですが、フランスでは月曜日と水曜日に閉まってしまうレストランが多くて、行きたいと思ったレストランが全てダメで、それではと、去年何度か行ったレストランへ行ったのでした。
でも、やはり観光客の多い場所のレストランは、観光シーズンどきに行くべきではないですね。サービスからお料理の質まで以前と比べると随分と落ちていて、がっかりしました。
写真は、缶入りのペリエ。瓶よりも小さいので(330cc)、食事中、水を飲まない私には、ちょうどいいサイズです。
**瓶入りでも小さいサイズ(330cc)がありました。忘れていました。
カルカソンヌには、いくつかお菓子屋さんがありますが、その中でも特に美味しいお菓子屋さんが2件あります。
1件は、カルカソンヌに古くからあるBimasというケーキとチョコレートのお店。普段もそうですが、特に土曜日となると、カラフルなケーキやチョコレートがお店中に飾られて、見ると買わずには帰れない雰囲気がいっぱいです。
もう1件は、つい去年オープンしたばかりのパティスリーRemi Toujaです。彼はシテの近くにある2星のレストランでパティシエとしてお仕事を始めた翌年の2013年、「デザートのフランスチャンピオン」のコンテストにチャレンジして、めでたく優勝。その後の4年間をレストランで過ごし、去年、カルカソンヌに小さなお店を開きました。小さなお店なのでBimasほどお菓子が店を占領しているということはありませんが、
Bimasはフランスのトラディッショナル
なお菓子を作るお店で、Toujaは新しいお菓子作りにチャレンジしているお店のように私は思います。そして、ガラスケースに並べたお菓子はすべてその日に売り切れるようです。
上の写真のお菓子は、Remi Toujaがコンテストで優勝したお菓子だそうです。パイナップルジュース、グリーンアップル、そして生姜を使ったお菓子で、柔らかくて美味しい。
ちょっと汚いですが、上のお菓子を半分に切ったところです。中に生姜のカラメル煮が入っているのが見えます。
先週、Remi Toujaのチョコレートケーキを買ってきて写真を撮る前に食べてしまったので、今日は赤いフルーツのケーキを買ってきました。
話は変わって、上は黒いトマト。毎年、春になるとオーガニックのイチゴだけを売り始めるお店(屋台)があって、私たちは毎土曜日、そこで1週間分のイチゴを買うのが楽しみなのですが、今年はそのお店で黒いトマトを発見。黒いといっても真っ黒ではありませんが、普通のトマトに比べるとかなり黒目。こんなに黒っぽいトマトはオーガニック店でも見たことがなくて、美味しいのかなと不安でしたが、売っている男性の勧めもあって買ってみると、これが、皮が薄くて、ジューシーで甘い、と最高のトマトなのです。
ネットで調べてみると、黒いトマトは普通のトマトよりもリコピンが多くて、腸や肌や、その他いろいろ、体にとてもいいらしい。美味しいトマトを見つけることができて、嬉しい夏です。
ちなみに、カルカソンヌのサイトが日本語に訳されました。まだ訳されていないページもありますが、少しづつ訳されて行くようです。
http://ja.tourisme-carcassonne.fr/
みなさま、残り少なくなった夏の日を大いにお楽しみください。