フランス南部のテロ
今日、昼食の後にPCで現地のニュースを見ていると、南フランスの小さな町のスーパーマーケットにテロリストが立てこもったという記事が乗っていました。 ジョン・クロードに、これはどこの町なのかと訊くと、カルカソンヌから約8kmほど離れた町だと聞いて驚き。そんなに遠いところではありません。
ニュースを見た時点では、まだテロリストはマーケットに立てこもっており、すでに2人が殺されて、警察官たちと睨み合っているところでした。
怖いなぁ、と思いながらも、その後すぐに私とジョン・クロードは歩いて買い物に出かけました。
我が家の前にある小学校の入り口に差し掛かったところ、家で昼食を食べて父兄に車で学校まで送ってもらった児童たちが、「今日の午後は学校ないんだって!」と入り口前で騒いでいます。そして次から次に親と一緒にまた家に戻っているのです。その時は、まだそれがテロと関係しているとは考えなかったのですが、それから街を歩いていると、閉まっている店が多いのに気がつきます。変だなぁ~・・。
私たちはオーガニック店で買い物を済ませ、家に帰る途中にある行きつけの美容院に入ろうとしたところ、中には客が入っているのにドアが閉まっていて開きません。えっ?と思っていると中にいた女の子が開けてくれたのですが、美容院の店長がやってきて、カルカソンヌのお店は全てドアを閉めるように指示が出たのだと教えてくれました。テロが発生したので知り合い以外は入れないようにと。
うわっ、なんだか生々しい・・・!我が街にもテロの影・・・?
それから約1時間後。マーケットに立てこもったテロリストは警察の特別隊によって射殺されました。犯人は25歳の若者でした。
たった一人で、あんな小さな町の小さなスーパーマーケットに立てこもって、何か使命を果たそうとしたのでしょうか?
犯人は、以前パリで起こったテロ事件で警察に捕まっているテロリストの解放を望んだそうですが・・。
それにしても、こんな小さな町でもテロ騒ぎがあり、驚いています。パリのような大きな町だけではないのです。
でもだからと言って、家に閉じこもっているわけにはいきません。いつものように生活をしながら、生きているこの瞬間を楽しみましょう。
ニュースを見たという日本、イタリア、イギリスの友達から心配のメールやメッセージが届きました。心配をさせてしまったようですが、久しぶりのメールが嬉しい日でもありました。
明日は土曜日。みなさま楽しい週末を過ごされますように。