テゥールーズ、日本食品店

トゥールーズにある日本食品店

朝夕めっきり涼しくなりました。カルカソンヌの郊外は、木々や葡萄の葉が色をつけ始め、秋の気配が濃くなりました。

先週の土曜日になりますが、私、トゥールーズに行って来ました。
トゥールーズの街に新しく日本食品店ができたということを知ったからです。
数週間前に我が家にある日本食品のいくつかが終了してしまい、こちらにあるオーガニック店では手に入らないものなので、トゥールーズは大きな街だし、ひょっとして日本食品店があるかもしれないと、ネットで検索してみました。
検索していたら、トゥールーズにお住いの方や旅行をしたことがある方のブログがたくさんあり、その中のどこかに日本食品店の情報がないかと探してみたのですが、ほとんどの方が「パリにあるような日本食品店がなくて不便です」ということを書かれていて、少々気落ちしていたところ、一つだけ、「トゥールーズに新しく出来た日本食品店に行ってみました」、というブログを見つけて、やったー！

ということで、載っていた住所を頼りに、日本食品店へ行ってまいりました。
トゥールーズはすでに２・３回行っていますが、いつもは駅前から賑やかなメイン通りを通って街の中心地へ向かっていました。
今回、日本食品店がどこにあるのかネットの地図で探してみたら、メイン通りを通らず、ミディ運河に沿って歩いて行くと分かりました。賑やかというか、忙しいメイン通りを通らなくていいのは本当に嬉しい。
TGVの列車に乗って、約４０分後、一つ目の駅トゥールーズに到着した私たちは、駅を出てすぐ左に折れ、そこからミディ運河に沿って歩いていきました。その日は雲ひとつない素晴らしいお天気。ミディ運河をみながら木々の間を歩くのは本当に気持ちがいい。数名のジョガー以外、歩いているのは私たちだけです。

３つ目の橋を右に折れて、少し歩くと日本食品店が見えて来ました。
黒いパネルで飾られた入り口には、「Tokaido Ya、東海道屋」と店名が書かれています。
早速中に入ってみると、小さな店内に、右側に食品、左側に食器などが整然と並べられていました。
見つけたブログにも書かれていましたが、このお店のオーナーは日本人ではありませんが（どこの国の方か忘れてしまいました。次回訊いておきます）、日本文化や日本人が大好きで、それで日本食品を開こうと思ったそうです。
店内には正に日本の物しか置いていません。中国食品、台湾食品、インド食品などと一緒に売っているお店が多い中、日本食品だけを売っているお店は、スイスのチューリッヒにあるお店以外、私は知りません。

店主は本当に親切な方です。日本人以上かもしれません。彼の応対にふっと気持ちが温かくなります。
私は、ゴマ油とみりん、味噌（こちらのオーガニック店でも買えますが、買って見ました）、それからキッコーマンの有機醤油も買ってしまいました。普段はオーガニック店にあるドイツ製のたまり醤油を使っていますが、やはり日本の醤油が懐かしくなって・・・。
そうそう、店主に勧められて納豆も買いました。日本人客が必ず買うそうで、冷凍ものですが、ちょうど家に帰り着いた頃に解凍されているから、冷蔵庫に入れておくと５日間は持ちますよ、とおっしゃるので、買って見ました。
その日の夕食で早速食べてみましたが、臭いかなと思っていたらそうでもなくて、意外に美味しくいただきました。懐かしい味でした。
日本食品店も近くにできて、カルカソンヌも便利になりました。

さて、私が通い始めたフランス語学校も、３週目が終わりました。
毎朝７時に起きて、レモンと生姜の白湯を飲み、それから日本のラジオ体操第１をやって、スムージーを作って飲み、そして身支度を済ませたら、セリアルのコーヒーを作ってエネジーバーを食べながらゆっくり朝食。時間があればメールチェックをし、８時４５分ごろには家を出て、歩いて学校へ。
そんな規則正しい生活も、来週いっぱいで終わりです。
最初は、１ヶ月の学校かぁ、長いなぁ、と思っていましたが、もう３週目が終わり、残すところあと１週間。早っ！
文法などいろんな知識を短期間で教えられて、頭がいっぱいになって混乱するときもありますが、でも、学校へ行って本当によかったと思います。行くまえよりも自信を持ってフランス語が話せるようになりました。
昨日、美容院に行ったところ、初めて来たときよりもフランス語が上手に話せるようになったね、とお店の人に言われました。嬉しい！
いろんな過去形も勉強して、来週は未来形を勉強するようです。残りの１週間が楽しみです。目一杯勉強しようと思います。

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