知恩院
ネットの朝日新聞を読んでいたら、毎年、行く年来る年を伝えていた知恩院の鐘が今年はコロナ感染拡大のために参拝客無しで行われると出ていました。はて?知恩院はどこにあるのだろうか、と探してみると、なんと私もよく知っている祇園四条にあるではないですか。それも祇園四条駅を降りて10分も歩けば到着できるらしい。
「そうだ、知恩院に行こう!」と、冬気候になる前の火曜日、二人で出かけてきました
知恩院は浄土宗の総本山。この三門から入って行きます。階段がかなりきつい。
山門を登ると、さらに奥には階段が。階段石の一つ一つが大きくて息が上がります。
ということで、私はその左側にある女階段という名の楽なスロープをチョイス。
階段を上がり切ったところにある手水鉢。これを見ると嬉しくなる私。御影堂の前にあります。
人出が多くて年末には出て来ないので、少し早いけれど太いお線香に火をつけて、人生に感謝してきました。
これが知恩院の大鐘楼。日本三代名鐘の一つ。70トンあるらしく、僧侶数十人が一緒になって鐘をつきます。今年は参拝客が入れないので、YouTubeでライブ放送するそうです。
御影堂に上がり、廊下をぐるっと回って後方に行くと、方丈庭園へ行く小さな入口を見つけました。一人五百円を払って入って見ると、その見事さに感動。御影堂の後ろ側に庭園へ行く入り口があることを知らない人が多いようで、私たちが行った時は誰もいなくて、それは静か。この池の色や木々の佇まいを見ているとファンタジーの世界にいるみたい、としばし二人で見入っていました。
浄土宗の開祖、法然上人。お顔が穏やかで、いいなぁと。
琴流水と名のついた小川。小さな石が敷き詰められているので水がいろんな音を立てながら静かに流れて行きます。
茶室の前でポーズを取るジョン・クロード。私は茶室にとても惹かれます。好きなんです、この風情が。
さらに歩いて行き着いた友禅苑。人が誰もいなかったからか、空気が美味しくて落ち着く庭園でした。知恩院に行かれるのでしたら、ぜひ、方丈庭園、友禅苑まで足を伸ばされることをお勧めします。
知恩院の隣にある八坂神社に出てきたところにあった来年の干支の牛の絵。牛の顔が可愛くて、来年は優しい年になりそう。
祇園四条に出て、喫茶室でちょっと休憩。宇治のお抹茶とそのお菓子たち。
2020年はコロナで始まりコロナで終わる、なかなかにタフな年でした。 たくさんの人に影響を与え、どこの国も大変な1年でしたが、来年には少しづつ収束し、穏やかな日々が戻ってくることを願います。
いつもの年のように簡単に移動ができない状況ですが、皆様、暖かくして穏やかな年をお迎えくださいませ。