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秋分の日

朝夕涼しくなりました。それでも日中はまだ夏の暑さが残り、これはこれで嬉しい。そんなに早く涼しくなってもらっては寂しいです。それにしても秋の空は綺麗。

私のお友達で9月がお誕生日の人は多いです。そして、私の従兄弟もそうです。今年は彼の70歳の誕生日ということで、本当は彼の家族全員、約10人くらいで集まって食事会をしたかったところですが、なにしろコロナ禍で緊急事態宣言が出ている最中ですから、ささやかに私たち3人だけで食事会となりました。
ちなみに私の70歳のお誕生日会や日本帰国祝いもみんなとしたかったところ、コロナのせいで出来ていません。いつの日か・・・。

ここは石清水八幡宮へ登るケーブルカーの駅。石清水八幡宮へは一度行っていますが、案内状を見ながら見学することがない私たちは、帰宅してから、おっとこれは見逃した、あっ、あれも見ていない、ということが多く、9月中旬、再訪問してきました。

見たかった信長塀。天正8年、織田信長が寄進したという塀で、瓦と土をいく重にも重ねて銃撃や耐火性、耐久力に優れているという壁。私は日本に来てから戦国時代の歴史本を読み、信長さんにも興味が湧いていたのです。

ここも見ていなかった「鬼門封じ」。「鬼門」を封じるために、社殿の石垣を切り取った作りになっている、ということなので確かめてみると、確かに角が切り取られています。なんだかすごい・・・。

小学校で勉強した「あぜくらづくり」の建物。今更ながら、大したテクニックです。

今回は、ケーブルカーで下る代わりに、裏参道の階段を使って降りて行きました。写真の階段はなだらかですが、これから先は急な階段が続きます。裏参道を下る入り口には、急な階段が続くのでご注意ください、という看板が。距離的にはそんなにありませんが、やはり急な階段は足にきます。

裏参道を降り切ったところにある江戸時代の木の橋「安居橋(あんごばし)」

元は平橋だったそうですが、鳥羽伏見の戦いで消失の後、慶応4年に返りばしとして再現されされたそうです。
なんだか時代劇を思い出させる風景です。

従兄弟の誕生日を祝った帰りに従兄弟が花屋により、私にリンドウの花をプレゼントしてくれました。敬老の日のお祝いですって。翌日が敬老の日だったのですが、いや〜、なんだかピントこないけど、でも、ありがとう!