奈良の東大寺大仏殿
大仏さんが見たくて、奈良へ行ってきました。奈良も京都と同じように古都ですが、京都に比べると観光客が少なくてゆっくり歩ける、という記事を見ていて、行ったら本当にその通りでした。
ただ、今は修学旅行の時期なのか、低学年から高学年の生徒のグループがたくさん歩いていて、どこへ行っても遭遇しました。そんな私もはるか昔、修学旅行へ行ったのでした。楽しかったことを思い出します。
奈良の街を抜けて東大寺へ進んでいくと、すぐに緑濃い公園に入り、もうそこには鹿がいっぱい。周りの景色に溶け込んでいて美しい。
朝早いうちでしたが、丁度目が覚めたという感じの鹿達。
どこへ行っても鹿、鹿、鹿。こんなに自由に歩き回っている鹿がいるなんて、驚きです。鹿せんべいなども売っていて、それを持っている人の周りにはもちろん鹿の群れ。でも、鹿せんべいはおやつのようなもので、鹿のメインの食べ物は芝だそうです。
いよいよ南大門を抜けて、大仏さんが入っている大仏殿へ向かいます。この中に大仏さんが入っておられます。
「東大寺金銅八角燈籠」高さ4.6m、日本最大かつ最古の灯籠で国宝です。大きな大仏殿の目の前にあるので、ほとんどの人が気にかけずに通り過ぎて行きます。
大仏殿に入ると目の前に大仏さんがおられます。高さ14.98m、頭部5.33m、目長1.02m、耳長2.54m、台座高3.05m。写真の中央下に和尚さんがいらっしゃいます。
左側から見たところ。右手は「何も恐れなくて良い」を表し、左手は「あなたの願いを叶えてあげます」を表しているとか。
8本の足を持つ蝶々。その理由ははっきりしないらしい。
本当は見たかった柱の穴。大仏さんの鼻の穴と同じ大きさで(30X37cm)、これをくぐり抜けると「無病息災」になるそうですが、コロナ感染症防止のため、塞がれていました。残念。
離れてみると、こんな感じです。大人でもくぐり抜けようとする人がいるようです。 私はしません。
修学旅行の学生達が鹿に鹿せんべいをあげながら、ワイワイやっています。怖い〜という学生もいれば、
「俺、ここに1時間ずっといられる、どうしよう・・・」と鹿との戯れを楽しむ学生も。
背中に斑点のあるバンビ。ほとんどの鹿は大人しくて、いくらでも写真が撮れますが、今丁度発情期だそうで、ものすごいスピードでメスを追いかけるオス鹿もいました。人間も時には背中を蹴られたりすることもあるそうですので、注意が必要です。