カレーカシミール
寒い日が続きます。日中気温が１０度を越さない日は寒い。雪がちらつくなんて天気予報は出るのですが、私が住む場所では雪を見ることもなく、今年の冬はこのまま過ぎ去っていきそうです。
そんな寒い日に食べたくなったのがカレーカシミール。ネットで見るとカレーカシミールはとっても辛いカレーだと書かれているサイトが多いのですが、私の知るカレーカシミールは、フルーツとココナツクリームの入った、少々辛いけれどマイルドなカレーです。
私が使うスパイスたち。ここには写っていませんが、まずは、クミンシードとマスタードシードを鍋に敷いたオイルでパチパチさせてから私のカレー作りが始まります。
ココナツクリーム（又はミルク）も大事な脇役。
今回はカレーカシミールなので、野菜がメインではあるけれど冷蔵庫にあったパイナップルと熟したバナナを入れました。おろしたりんごもいいけれど、パイナップルが入っているので今回はなし。
１９８７年ごろ、スイス・チューリッヒのベジタリアンレストランで働いていた私は、日替わりメニューとしてカレーカシミールを作ったことがあります。その日、客席で食べていたレストランのオーナーが急にキッチンに入ってきて、「このカレーを作ったのは誰？」と問い詰めるようにみんなを見回しました。何か気に障ったかなと思いながら「私が作りましたけど・・」と答えると、「いや〜、このカレーは美味しいよ。うん、ほんっと、うまいよ、うまい・・」と満足そうに言ってさっさとキッチンから出て行き、私はホッとするやら嬉しいやら、と思った思い出があります。
カレーカシミールの出来上がり。バナナを飾ってみました。カレーやミネストローネなどは大きめの鍋で作って、残りは冷凍します。何を作っていいのかわからない時に、さっと温めて食べられるので便利。
2022年冬季オリンピックが終わりました。運動神経があまり発達していない私は、特に冬季オリンピックは気をつけて観ることはないのだけど、ジョン・クロードが好きなスキー競技などが画面に写っていれば一緒に観たりしていました。（日本のTVではないので、解説はフランス語）。
スポーツを観るのが楽しいわけではなく、ジョン・クロードと並んでソファーに座り、一緒に何かに集中している、そういう状態がとても幸せで私は好きなのです。
そんなオリンピックも昨晩で終わりました。次回の冬季オリンピックはイタリアのミラノとコルティナ。私が15年間を過ごしたイタリアで開催。嬉しい。そしてその前に、2024年にはパリで夏季オリンピックが開催されます。その時にはフランスに行っていたいなぁ、そうすれば現地時間でオリンピックが見られるし、などと想像する私。それまでにコロナがなくなっているかしら・・・？